[セミナーレポート] JAIST北陸先端化学技術大学院大学シンポジウム2018 in 東京

2018年11月13日

レビュー 日記

茂木健一郎さんの追っかけをやっている高校一年の息子から誘われて、「JAISTシンポジウム」というイベントに参加してきました。 そもそも、「シンポジウム」って何やろ???というレベルの僕でしたが、「北陸先端科学技術大学院大学」が主催で、「朝日新聞社」が共催という事で今回が4回目のシンポジウムという事だったのですが、討論会を行う趣旨のシンポジウムとは全く違っていましたが、登壇者の豪華さと内容の豊富さととても勉強になる内容に感動したので、ブログに書き溜めておこうと思います。 https://www.jaist.ac.jp/whatsnew/event/2018/09/25-1.html

シンポジウム情報

メインテーマ : ワーク・スタディ・バランスでキャリアを築く - 人生100年時代を生き抜く為に - 日時 : 2018年11月10日(土) 場所 : 東京コンベンションホール 主催 : 国立大学法人 北陸先端科学技術大学院大学

出演者情報

ナビゲーター

- 茂木健一郎 氏 (脳科学者) - 竹原大祐 氏 (朝日新聞者教育総合本部ディレクター)

基調講演

- 佐々木かをり 氏 (株式会社イー・ウーマン代表取締役社長 他)

パネルディスカッション参加者

- 小島慶子 氏(タレント・エッセイスト) - 東条敏 氏(北陸先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科 離農ロボティクス領域 教授) - 坂本竜基 氏(電駆ビジョン株株式会社CEO) - 小林幹門 氏(三菱UFJ銀行 システム本部 システム企画部調査役)

主催関連

- 浅野哲夫 氏(北陸先端科学技術大学院大学長)

内容

「基調講演」と「パネルディスカッション」の2部構成の2時間半でしたが、内容の面白さであっという間に完了してしまいました。 まず基調講演は佐々木かをり氏による「人生100年時代のキャリア形成、ダイバーシティの本質」という事で、その昔テレビでもよく拝見した人だったので、オーラがすごくでているキャリアウーマンという印象でした。 人生100年というのが今回のシンポジウムの全体テーマだったのですが、基調講演は「ダイバーシティ」というキーワードで進められていて、会社での働き方や、女性の社会的ポジショニングなどが、彼女の今現在の活動でもあり、世界における日本の現状などが浮き彫りになりメモを書き留めているノートが6ページも埋まってしまいました。 そもそも「ダイバーシティ」という言葉の定義は、「多様性」という事で、日本の企業が外国人を受け入れるという風に僕自身が理解していたのですが、性別、年齢、学歴、言語、職歴、国籍、LGBT、身体的特徴、などなど・・・、日本企業の採用情報を聞いていると、似たような人を採用する傾向がある事は周知の事実ですが、実はこうした多様な人たちが多くなると、企業の利益率が高くなるという世界的な調査結果もあるようです。 職場で働くという意味で使われる「work」という言葉ですが、英語を主言語で話す人は、「機能する、役に立つ」という使い方をします。 日本人が「会社でworkする」と聞くと、会社に行ってタイムカードを押して仕事をするという意味で使うと思いますが、英語ネイティブの人が聞くと、「会社で利益を上げた」とか「会社で何かの効率をアップさせた」「会社内で誰かの何かの役に立った」という風に聞こえるのです。 言葉の定義って非常に重要で、こうした深い意味を知らずにいる事自体が、世の中勿体無い状態だという風に話を聞いてて感じてしまいました。 他にもたくさんの面白ネタを話していただいたので、ブログで小出しにしていきたいと思います。 2部のパネルディスカッションでは、JAIST卒業生の2名も加わり、人生が100年になった時に、大学を卒業して、就職をして、会社で出世して、定年退職をして、老後を送るというこれまで幸せとされていた人生自体を見直す事が重要ではないかという定義で、 どうする事が幸せなのかという話し合いが行われました。 ただ、これには結論はでるわけがなく、はっきりしている事は、IT技術の進歩により、これまでの当たり前が全く変貌していく事は、容易に想像できます。 ただ、残念ながら、どういう風に変貌するかは、今の時点では明確には分からず、GAFA(Google,Apple,Facebook,Amazon)と言われるとてつもなく世界的に大きなIT会社が世の中を変えていくのか、こうした会社が今後も増えていくのか、そうした未来の事も自分の人生と同じくワクワク期待してみてもいいかもしれませんね。

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