[Book] プログラミング20言語習得法を読んで

2019年5月29日

学習

プログラミングを学習したいと考えているのは、社会人であればインターネットが普及してからIT企業に就業している人であれば、誰でも一度は考えたことがあると思います。 実はプログラマーを職業で行っている人でも、向上心の高い人は、自分の扱っているプログラム言語以外の言語を習得したいと考えている人も少なくありません。 僕も今書いているこのブログで多数のプログラム言語を扱っていますが、実務で使える10個ぐらいであるため、今回みつけた20言語習得というキーワードにつられてこの本を手にとってみました。

評価

★★★★☆
初心者向きに書かれていますが、cobolやfortranなどの比較的あまり使わないだろうという言語が入っているのが非常に気に入りました。 あと、C言語もC++とセットで書かれており、学習する順番などを考えるとやっておいて損はない20言語という認識もマッチしてましたね。 windows環境で、コンパイラのダウンロードなども丁寧に書かれており(2014年時点での情報ですが・・・)、これからプログラムを勉強し始める人にとっては、とてもやりやすいと思います。 ただし、web系言語が、巻末のおまけレベルで書かれているのが少し残念で、むしろこれからそっちが重要になってくるはずなんですが、そのへんはインターネットでたくさん学習できるから・・・という意図も含まれているかもしれませんね。

プログラム言語学習に関して思うこと

プログラム言語を学習するということは、環境さえ整えば、計算式や何かの対応を行うプログラムが作れるというレベルでもあり、何かしらのソフトウェアが作れる状態になるという事になります。 プログラミングが出来ない人は、プログラム言語を扱える人を、魔法使いのように見る傾向がありますが、実際には英語を習得するよりもはるかに簡単に身につけることができます。 これは僕が理系の学校に行ったわけでも、誰かにプログラムを教わったわけでもなく、その昔にBASICを少しかじった程度で、東京証券取引所の1部上場企業のCTOが出来てしまった事を考えると、英才教育などなくても社会人になってからでも十分にプログラム言語学習は行えると実感しています。 また、プログラム言語を習得する上で、最も重要なポイントとして、パソコンに詳しくならなければならないという点がありますが、メモリやハードディスク(ストレージ)、CPUなど、仕事でプログラムを行う際に知識として必要になるときが必ず来る事を想定する場合は、パソコンの自作を一度はやってみることをオススメします。 ハードウェアとソフトウェアは、表裏一体で、どちらかの知識が欠けていると、それだけで不十分なスキルになってしまいがちです。

終わりなき道

プログラム言語は1つ覚えれば十分と考えて仕事をしているプログラマーも世の中にはたくさんいますが、2つ、3つ以上のプログラムを習得すると、プログラム言語にはある一定の法則があるという見方ができるようになります。 この書籍を読んでいくうちに、何度も別の言語で書いた方法を少し変えているだけの記述が見られますが、その法則が肌感で分かってくると、10言語でも20言語でも、何の抵抗もなく習得できるようになります。 その言語を使うか使わないかはアナタ次第ですが、使える言語が増えると、プログラマーという職業は仕事も増えると考えられるし、実際に自分が作れるソフトウェアの幅も広がります。 食わず嫌いよりも、少しでも知っているという技術者のほうが奥行きがでるし、僕の持論として、「深く広く」という知識の広げ方があり、浅くてもいいのですが、広く知識を広げる上で、それぞれをより深くできれば、優れた人材になることは間違いないですからね。 これを後輩にはなすと必ずみんな顔が青ざめるんですが、1年後には、笑っている人が多いので、できることならこの記事を読んでくれた人にはオススメしたいですね。

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