古本屋で手にとって何気なく見ただけのキッカケで読みましたが、思いの外思い知らされる事が多かったので、ちゃんとレビューして、反芻しておきたいと思います。
タイトルを見て分かるのは、商品販売におけるマーケティングの際の「キャッチコピー」の指南本なのですが、やはり実績のある人が書かれた本というのは、中々の納得感がるという事を思い知りました。
本の評価
表紙がピンク色というドギツいカラーなので、個人的には少し引いてしまいましたが、恐らくこのカラーチョイス自体も、商品販売戦略のひとつなのだろうと思います。
僕は、何かの物品を販売する商売をしている訳ではないのですが、会社でITサービスを開発して、その後それを販売する時に、商品LPを作ったり、実際に企業販売する際などは、客先に営業同行した時などに、いいセールスコピーなどが有ると無いとでは、その場の空気も、商品の売れ行き自体にも大きく差が出ることは体験を通して痛いほど分かります。
また、こうして毎日書いているブログにしても、キャッチなタイトルにすると、PV数が大きく変わるという事もよく分かります。
そうした時にこの本は比較的、色々なニーズにあったサンプルが載っていたり、考え方の基本が書かれているので、1回読むとコピーを考える基礎が身につく事でしょう。
著者の中山マコトさんは、過去に数多くのヒット商品のキャッチコピーを手掛けてきたわけですが、この本を読むと、それまで売れていなかったものが、キャッチコピーを返るだけでバカ売れするというエピソードは、
今現在、商品が売れなくて困っている営業マンや、経営者の人に大きな気付きを与えてくれると思います。
中山マコトさんのホームページ
★★★★☆
11の法則
この本で紹介されている「11の法則」は以下の項目です。
1. 日付、時間を入れる
2. 署名をする
3. 質問・疑問に答える
4. 物語を書く
5. ニュースにする
6. 物語を途中で終わらせる
7. 好奇心を煽る
8. 正直に伝える
9. レアであることを伝える
10. 「共通するもの」でくくる
11. 「なるほど」と言わせる
詳細については、実際に本を読んでもらいたいのですが、この中で最も参考になったのは、4番の「物語を書く」という内容です。
個人的にストーリー作りをするのは好きなので、それと合わさって自分にあったキャッチコピーが作れるイメージができましたね。
そして、個人的な拘りのストーリー作りは、「感動が伴うと人が正面を向いてくれる」という事を理解しています。
また、そのキャッチコピーを見た人が、共感する内容であれば、関心度が増すという事も心理学的に存在する事実なので、この本を読むことでこの理論を実践するイメージができました。
自分のキャッチコピーを作ってみる
実際に自分のキャッチコピーを作ってみます。
2017年に「株式会社MYNT」というIT会社を起ち上げた僕のキャッチコピーです。
絵描きを目指して状況したが、IT最先端の会社をどのようにたちあげたのか
適切なタイミングで最適な人とスキルと出会ったその実績を紹介
会社で行なっている企業のエンジニア部門コンサルティングの支援に関するページで使ってみたいと思います。
このキャッチコピーについて変えたほうがいいアイデアがある人は是非メールかコメントお寄せください。
でも、このノリでホームページを作っていくのは、非常に面白いですね。
人のホームページばかり作っている場合じゃないですよね。