値段の高いOfficeを無料で使える「OfficeOnline」まだ使ってないの?

2018年1月18日

サービス テクノロジー 日記

何社かの情報システム部門を統括してきた経験で、社内のPC端末やアプリケーションの閉めるコストの割合は、比較的バカにならない金額になっている事が多いです。 その中でも、Adobe製品(PhotoshopやIllistrator)、Microsoft製品(WindowsOSやExcel,WordなどのOffice製品)、その他にもゲーム業界などであれば、3Dソフトウェア(Mayaや3DSMax)、動画コンテンツ会社などであれば動画編集ソフト(AdobePremire,AfterEffectや、FinalCutPro)、他にもMIDIソフトウェアや、経理などが使う会計ソフトなど、ソフトウェア資産だけで、かなりの金額になっている会社も少なくないです。 実際に、こうしたコストは事業が成り立つ上で必要不可欠である事は間違い無いですが、昨今のソフトウェアは「サブスクリプション」によるアップデート対応などが多くなってきており、Adobe社のクリエイティブシートや、MicrosoftのOffice365などは、サブスクリプションモデルです。 ちゃんと管理して入れば、こうしたアプリ利用料をできるだけ最安値に設定する事は可能なのですが、多くの企業がめんどくさがって、実際には不要な金額を支払っている事も事実なのですね。

忘れさせたもん勝ちのサブスクリプションモデル

かつては、WEBサービスを展開する際に、毎月の微々たる金額を課す月額モデルで、利用者が増えれば雪だるま式に固定収入が得られるとした座布団商売は、iModeを皮切りに非常にメジャーに行われる様になりました。 携帯電話を安く購入する代わりに、特定のアプリケーションサービスに加入するという条件での店頭販売する携帯販売会社が数多く存在したのは、このモデルでの売り上げの高さを物語っているでしょう。 それらの契約したサービスは、初回1ヶ月は無料で利用でき、いらなければ、1ヶ月後に登録解除してもらってもいいというもので、ユーザーには損がなく、むしろ便利なサービスであれば使い続けるという趣旨で、とっかかりには非常にいいと思われがちですが、 悪徳業者であれば、まず通常の手順では解約できないフローを儲け、問い合わせをしようものなら、さらに別の商品を売りつけるインバウンド営業として待ち受ける業者なども、何社か実際に話を伺った事はあります。

サブスクリプションモデルはどういいのか?

実際にこうしたサブスクリプションモデルは最近ではクラウドアプリケーションという位置付けで呼ばれる事も多く、 これまでのようなソフトウェアを製品パッケージとして購入して、高額な一括払いで取得し、1年後にまたバージョンアップが出た場合、アプリ会社の決めたアップデート金額を支払うか、新規に購入し直すという2択でしかありえませんでした。 サブスクリプションの最大のメリットは、月額料金としてのアプリケーションのお支払いで、必要なアカウント数を支払い、今までの購入に比べて安価になる計算で運用できる為、デザイナーなどは気軽に利用できる様になりました。 ただし、製品によっていは使わない月も支払わないといけないというデメリットもあり、アカウント登録や解除にそれぞれ手数料が発生し、非効率なサービスもあるので、こうした点は、各社の規約などを十分に読んで利用しなければ、いけませんね。

OfficeOnlineを使えば、Office製品がWEBでタダで使える

Microsoft Office Online 意外と知られていないのが「Office Online」という製品がOffice365と並行して提供されているというサービスなのです。 Microsoftがサービス提供しているOneDriveと連携して、データの出し入れができる仕組みで、Webブラウザを利用して本製品と同様のクオリティ(一部使えない機能もあります)で提供されています。 これまで、OpenOfficeを使って、Officeの利用を無料に切り替えようとしていた会社は、複雑なExcelのデータ構造がOpenOfficeだと壊れるというような不具合のため、泣く泣く切り替えができない状況でした。 しかし、OfficeOnlineは、本家の製品であるため、そうした壊れも起きにくいので、これを使えば無料での利用は可能になります。 ただし、EXCELでの一部の機能は利用できない点をよく理解してお使いください。

よくある企業のOfficeから脱却できないポイント

企業でOfficeを手放せない原因として、「他社からのエクセルデータが見れなくなるのは困る」という点。 すさまじい内部式を書いて、エクセルブック内で素晴らしいテーブル構造になって、グラフまでしっかり表示される こうしたデータを満足して運用を止められない企業は多く、 OpenOfficeなどに移行して0円運用にしたいと思っても、こだわって作られたエクセルデータは、エクセルアプリでしかうまく表示されず、結局エクセルアプリを使わざるを得ないという事で、Officeライセンスを購入しなくてはいけなくなります。 OfficeOnlineは、こうした時に、オブジェクト表示はできないものの、ある程度のマクロなどは正常に表示できるという点においては、これまでよりはうまく進めそうに思えますが、そもそも、こういうツールがあったとしても、若干でもうまく動かないと気に入らないというITリテラシの低い人が社内に一人でもいるだけで、Officeライセンスを購入する羽目になります。 今後は、こうした高値のOfficeライセンスから脱却できる会社が、ITリテラシの高い会社という認識が生まれるかもしれませんね。

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