ITに弱い人から「どのウィルスソフトがいいか?」と聞かれたらどうすればいいか。

2018年2月28日

コミュニケーション テクノロジー 日記

以前、遠く離れた所にいる母親から、「ウィルスソフトをインストールしたいのだが、どうすればいいか?」と聞かれたので、フリーソフトのURLを送っておいた。 後日、実家に帰った時に、近所のパソコンに詳しい従兄弟が、マカフィーをインストールしてくれていた。 この時は、「有料版なんてお金の無駄」と考えていたんだが、つい数日前に、仕事で知り合ったとある年輩の方から「ウィルスソフトが有効期限が切れますというメッセージがでたんだがどうすればいい?」とLINEで相談された。 今回はこの時の話とその結末から得られた教訓を書き留めておきます。

オススメするソフトは大体自分が使っているソフト

そもそも、オススメするという行為が、自分が使ってもいないソフトは進めるのはおかしいでしょう。 という事は、僕が仕事PCはに入れているのは、フリーソフトのウィルスチェックソフトだけなので、それをオススメすることになってしまう。 もちろん、インストールせずに使っているPCも多く有るので、「インストールやめたら?」とも提案するが、 ITに詳しくない人は、ウィルスソフトは、入れておかないと安心ができないようだ。

有料ソフトと無料ソフトは何が違うのか?

ここで一つ考えておかないといけないのは、有料ソフトは、お金を出す分、ちゃんとしたサポートが受けられるという事。 無料ソフトは、理由があって無料なのであって、ちゃんとした企業が有料版を販売しているケースも多い。 そういう無料ソフトの性質をちゃんと理解せずに、インストールしてしまうと、インストールした後で、「マカフィーと違う」という風になりかねます。 もちろん、別のソフトを入れたら、それぞれに使い勝手は変わるのですが、有料ソフトの優位点は、「日本語のマニュアルがちゃんと完備されている点」でしょう。 当たり前ですが、国内の有料ウィルスチェックソフトであればですが、インストール方法から、問題が合った時のQ&Aまで、ちゃんと日本語での対応マニュアルが完備されていて、質問などにも、メールやチャット、WEBページでの問い合わせフォームなどが用意されているはずです。 ※むしろ、こうしたサポートの無い有料ソフトは使わないほうがいいでしょうね。 逆に無料ソフトは、英語マニュアルやWEBページがあるだけで、インストールする際も、アプリケーションの表示されているダイアログが、ほぼ英語という事はザラです。 ITが苦手な人は、英語も苦手な事が多い、日本文化では、これはとんだパニック状態に陥ってしまいます。

ウィルスソフトの質問をしてくる人のペルソナ

今回、僕に質問をしてきた人は、IT機器は苦手で、パソコンもよくわからないけど、とりあえず、仕事で使うレベル(エクセルの表計算ができる程度)はできるけど、周辺ソフトや、パソコンのトラブル対応などはてんで苦手というタイプです。 そして、こうした質問をしてくる人の特徴として、すぐに電話を掛けてきたり、チャットを送ってくる人。 エンジニアであれば、自分のパソコンのトラブルはできるだけ自分で修復するという思考派が働くため、こんな事では絶対に連絡はよこしません。 むしろ、仕事でトラブっていて、横に座っていても、黙々と自分で解決しようとするので、逆に効率が悪い若者もたまにいますが・・・ そして、すぐに連絡をするタイプの人は、一度連絡すると、解決するまで、スパム的に連絡が発生します。 今回のウィルスソフトも、自分の使っている無料版をオススメした所、表示されるダイアログ全ての画面キャプチャをLINEで送付してきて、クリックするボタンひとつずつを確認してくる石橋の叩き方です。 目の前にダイアログがでているのに、英語だから読もうともしない・・・orz そして、最終的にインストールが完了したと思ったら、その後走り出したウィルススキャン作業で、alertレベルで検知されたアプリをどうすればいいかの質問攻め。 正直、フリーソフトであれば、その手のアラートはスルーするのが一般的なんですが、このタイプの人はそんな事は分かるはずがありません。

結果有料版をオススメ

そして、そうした事で悩むのが嫌なのであれば、現在インストールされている有効期限がきれそうなウィルス検知アプリの更新をオススメしておいた。 この出来事は、中々馬鹿にできない日本のITでに関するリテラシーの低さを物語っていると強く感じたので、忘れないため人も書き留めておきました。

そもそもウィルスソフトは必要か?

僕は個人的には、ウィルスソフトインストールしなくてもいい派なのですが、保険のためという事でインストールしたがる人が多いようです。 仮に感染したら、パソコンをフォーマットして、まっさらで使えばいいだけなんだが、「データの移し替えが大変だ」とか、「そもそも再インストールは面倒くさい」、「そもそも感染は困る」という風に言われると、そういった人は必要という事になりますね。 僕が必要かと聞かれたら「不必要」というだけなんですが、この手の質問をすると、誰もが、僕の意見を遮ろうとするのが、不思議で仕方がない。 そもそもウィルスソフトは、開いちゃいけないメールを開いたり、ダウンロードしてはいけないアプリを起ち上げたり、クリックしてはいけないサイトで押してしまったり、 この手のリテラシーの問題である事がほとんどなので、ウィルスソフトというよりは、ITでスキルを向上させる思考を持つべきだとも考えられる。 でも、エンジニアでも無い人がITでスキルをあげる方法って、どうすればいいんだろう?

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