[ドラマ] WestWorld

2018年5月7日

ドラマ レビュー

AmazonVideoで見つけた作品ですが、タイトルから分かる通り、1973年公開の「ウェストワールド」のテレビドラマ版なのだそうです。 旧作の映画に比べて、1シーズン10話のテレビドラマ化されているので、エピソードが追加されているのかと思いきや、今流行りのAIのその先の未来の話で、細部はシンギュラリティから生まれるAIの苦悩がテーマになっていました。 冒頭は、旧作を匂わせるような演出が続きますが、話が進むにつれて、何が善で何が悪かがわからなくなってきます。 もちろん、人間の欲望が少し醜く書かれていて、往年の人間対ロボットという構図は変わらないので、その点はもう一捻り欲しかったのが本音ですね。

スタッフ・キャスト

スタッフ

エグゼクティブプロデューサーJ・J・エイブラムス J.J. Abrams
ジョナサン・ノーラン Jonathan Nolan
リサ・ジョイ Lisa Joy
ジェリー・ワイントローブ Jerry Weintraub
監督ジョナサン・ノーラン Jonathan Nolan
原案マイケル・クライトン Michael Crichton
脚本ジョナサン・ノーラン Jonathan Nolan
リサ・ジョイ Lisa Joy

キャスト

ロバート・フォード博士アンソニー・ホプキンス Anthony Hopkins
黒服の男エド・ハリス Ed Harris
ドロレス・アバーナシーエバン・レイチェル・ウッド Evan Rachel Wood
テディ・フラッドジェームズ・マースデン James Marsden
メーブ・ミレイタンディ・ニュートン Thandie Newton
バーナード・ロウジェフリー・ライト Jeffrey Wright
ウィリアムジミ・シンプソン Jimmi Simpson
テレサ・カレンシセ・バベット・クヌッセン Sidse Babett Knudsen
ローガンベン・バーンズ Ben Barnes
HBO公式ページ

評価

★★★★☆
とにかく映像のクオリティが素晴らしく、全体として落ち着いた雰囲気が癒しを与えてくれる感覚があります。 冒頭のインスト曲の映像が、大規模な3Dプリンターで馬が走っているシーンがフィラメントのような素材が筋肉繊維とうまくマッチされていてこの辺にクリエーターのセンスを感じますね。 それぞれたくさんのキャラクターが、色々なテーマを持ってストーリーを進行しているので、複雑になりがちなシナリオを、最終話で見事にまとめてくれているので、かなり構成が楽しく、楽しめる内容になっています。 そして、最終話終了後に、その後の話が気になる点などもいくつかあり、物足りなさを感じていましたが、なんとシーズン2がもうすぐ公開になるという記事を見つけました。(このブログがアップされた時は、もう公開されているかもしれませんね) そういえば、名優アンソニーホプキンスが終始出ていて、非常に聡明な役をしていますが、羊たちの沈黙の印象が非常に強く、彼はこういう役がハマりますよね。 他にもエドハリスも、かなりのハマり役で出ていますが、旧作ウェストワールドのシンボルのようなファッションが非常に面白く、ストーリー全体の鍵でもあるので、これから見る人は要チェックですよ。

AIのストーリーについて

エクスマキナは、最新AI技術を元に、かなり近い未来を描いてましたが、ターミネーターなどのように完全未来のAIなど、AIは人間の敵になるというストーリーは何故流行ってしまうのでしょうか? これは、人の心理学を考えるとわかりやすいのですが、オバケを怖がるが、怖いもの見たさはあるためではないでしょうか? パニックムービーなどもありえないほどの自然大災害などで街が大崩壊する様子などが繊細に描かれているほど流行る傾向があります。 AIも、お化けと同じく、自然の生命を持たないAIロボットという物が、人と同じ感情を持った時に、人とロボットで信頼しあえるのか?友情は芽生えるのか?愛し合えるのか?という事は、人として関心のあるポイントなのだと思います。 命令された通りしか動けないロボットが感情を持って、思いやりを持ったとしたら?先を見越して、融通を利かせたり、忖度したり、 ロボットが人を感動させることができるとしたら、人はロボットに対して特別な感情を抱き始めると思います。 アイボのようなペット感覚もそうですが、もうじき自分の子供のごとくロボットを愛する時代がくるかもしれませんね。 あれ、今でもロボットのような感情の人もあるなあ・・・そういう人はある意味「ターミネーター」なのかもしれませんね。

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