会社を立ち上げて社外の人とのコミュニケーションを学んだ事

2018年6月24日

ビジネス マーケティング 日記

会社を立ち上げておよそ1年。自分一人しかいない会社なので、社外の人とよく話をするわけだけれど、これまで企業に勤めていた時とは違うコミュニケーションが必要だということに今更ながら気が付いた。 かなりレアケースにはなると思うが、僕の学んだコミュニケーションパターンを書き記しておきます。

お金無いんですけど・・・

大手会社を相手にしていると、こうしたコミュニケーションは発生しないのですが、立ち上げたばかりの会社や、これから会社を立ち上げようとしている人と話していると、よくでるセリフです。 これは、先方の会社でITスキルが無い場合、「ホームページを作って欲しい」「システム開発をしたい」というニーズがある場合、話を聞いていると、やりたいが金が無いことを最初に釘をさされる。 もちろん、お金がないと世の中何もできない。 そして、お金がないと、他の会社からは相手のもされない。 そこで僕は以下のような対応方法で行なっている。 ・製品開発の場合は、製品開発を無償で請負い、売り上げた利益の何割かを納めてもらう契約で進める事にしてみたら、当たり前のように、頼まれるようになる。 しかし、ここで失敗を踏まえてもう一歩思考を改善したパターンが、初期構築費用が払えないので、レベニューシェアという事は、協業する方向性になるが、相手のサービスにうちの会社が介入するべきでなく、運命共同体の方向性になりかねない。 おまけに、企画倒れで売り上げがさっぱいの場合に、開発費用すら回収できなくなるリスクもある。 ということで、レベニューシェアは基本的に行わず、開発費用を後払いにする契約にして、売り上げ利益から支払う方向にする。 こうすることで、発注する側は、初期に負担無く発注することができる。 しかし、売り上げが伴わない製品開発の場合は、うちの会社がその開発費を0にする事を避けたいので、その場合は、その会社の負債として請け負ってもらわないといけない。 ようするに、アホみたいな企画をタダで開発してあげる義理はないという事。 世の中、自分の企画が素晴らしいと夢見る人は多く、大口叩いて会社を立ち上げる人が以外に多く、システムの詳細を聞くと、IT視点からは全くお寒いものも少なくない。 言葉は悪くなったが、会社やサービス、製品を立ち上げるって、立ち上げ人がきちんとリスクを担保しなければ成り立たないという事です。 これまで何度かこうした面倒まで見てきましたが、改めて顧問税理士から、厳し目に行うように指摘を受けたので、軌道修正しました。

どのようにお願いすればいいですか?

これは、相手の会社がどのようなスタンスであっても、僕の会社に探りを入れるためにされる質問です。 有償サービス系の開発を企画して、いよいよ進めるための契約をする際に、契約文面を起こす前にされる質問ですが、相手は不利になる契約を避けたいために、相手会社の価値観を知っておく必要があるために、こうした質問をして価値観を確認していると思われます。 もちろん、どストレートにいつもはどういう契約でやっているかを聞いているんですが、レベニューシェアって、2社でやっている場合、50%:50%が普通だと思われがちですが、80%:20%で、うちには20%しか入らないような契約を要求されることもたまにあります。 初めの契約が重要なのはよくわかっていますが、こうしたコンフリクトは、深く相手と話し合っても中々わかりにくいのが現実です。 契約書を作って見て初めてわかるのですが、こうした事を避けるために、契約書は、こちらで作成するスタンスで進めて相手に確認をとってもらう事が、スピード感も、相手に気を使わせないという点でも、進めやすいと感じました。 相手が契約書を見て、お断りされる場合もありますが、お互いに納得を得るためにはそれも仕方がないと考えていますね。

会社を大きくする予定ですか?

これも非常に多くされる質問です。 これまでは、会社のこの先を聞かれていると思って、そのまま会社の3カ年計画を話していましたが、実はこの質問は、「自社に参画して欲しい」という遠回しの言い方だと気がつきました。 これから会社を立ち上げようと企画をしている場にITのご意見箱として壁打ちをしているような時に、会社を立ち上げた後で、その会社のIT責任者になってもらいたいという要望をされるケースが多く、それに伴う関わり方はどういう契約形態になるかという話で、よくされる質問です。 僕の会社が僕一人しかおらず、会社のスタンスも、ゴリゴリに売り上げを取りに行くスタンスでも無いことから、要望すれば会社の役員になってくれるかもという期待を持たせてしまっているんですね。 基本的には、役員参画はお断りしており、もちろん、自分の会社の売り上げも規模も大きくしていく予定ではあるため、外部役員か、顧問契約、会社でのコンサルティング契約として進めるようにしました。

今の時点でのコミュニケーション

何をやっている会社なのかわからない場合や、下手に他社のITに首を突っ込むと、大きな期待を持たせてしまう事も、もしかしたら、よろしくないのかもしれないと考えられるので、会社取引としてのやりとりを最初からしっかり言っておく必要もあります。 もしかしたら、フリーランスの人などは、こうしたやりとりをされる事があるのではないかと思いますが、先方の思惑に気がつくと全く返答が変わる事もあるため、こうした心理学に近い事を考えておく必要はあるかもしれませんね。 コミュニケーション上手は、人間上手という事で、相手を傷つけず、自分も損をしないやりとりをどんどん思考してみましょう。

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