[映画] トライアングル

2018年7月26日

レビュー 映画

「無限ループストーリー」という説明に惹かれてB級ホラー映画のつもりで見て見たところ、必ず2回は見たくなる映画という事が理解できた映画でした。 過去には「メメント」という実験的映画が似たような感覚を覚えて、3回ぐらいDVDで買って立て続けに見た記憶があるんですが、それと同じでしたね。 たまにイラっとする演出もあるのですが、要所要所のクオリティが非常に高いため、多少の難は許せてしまいます。

評価

★★★★☆
実験的な作品かと思ったが、非常にクオリティ高く仕上がっているので、色々な点で参考・勉強になる作品でした。 無限ループストーリーと言うだけあって、この映画を見終わるとまた最初から見直したくなるような仕掛けがいっぱいです。 冒頭での主人公の女性の様子がおかしかった理由や、意味ありげなハグなど、1回目に見たときは???な状態ですが、2回目はその理由が分かってかつ全ての行動の理由が明らかになります。 実際に不思議でもあるんですが、「この船に見覚えがある・・・」という箇所では、時間軸を無視した記憶が先に発生しているというところの説明がもっとストーリーに盛り込まれていれば完璧5つ星だったんですけどね。 シナリオのその点の作り込みが甘い点だけが気になってしまいました。 重箱の隅を突っつく感じで言えば、主人公が一度、ループの流れを変えようと、想定外の行動をとって、死なないストーリーが発生しますが、その時だけのイレギュラーであって、その後は順調に想定通りのストーリーに進んでいるので、もしかしたら、イレギュラーもストーリーの一部分だったのかも・・・と思ったんですが、この点もなんとなくぼやかされていましたね。

スタッフ・キャスト

監督クリストファー・スミス
ジェスメリッサ・ジョージ
グレッグマイケル・ドーマン
サリーレイチェル・カーパニ
ダウニーヘンリー・ニクソン

あらすじ

ヨットで休日を楽しんでいた男女6人が、急に発生した嵐に遭遇して転覆し、タイミングよく現れた巨大な豪華客船で、次々と殺害されていく。 歴史のある豪華客船だが、脱出用ボートも無く逃げ場がない状態。 そして、主人公のジェスはこの客船に何故か見覚えがあるが、どうしても思い出せない。 そして、仲間が殺害されていく中でジェスが見た犯人と、殺害する事実を理解していき、殺害が繰り返されるという不思議な流れを目撃する事で進んでいくストーリー。

無限ループストーリーについて

冒頭の交通事故から、意味深な通信障害、全てが2回目に見た時に詳細がよくわかるという、無限ループストーリーは、映画閲覧の繰り返し効果をもたらす非常にいい手法である事がわかりました。 マーケティングで言うところの、リピーターが多くなる作品なのですね。 WEBサイトで考えると、SEOに強いサイトという状態にもなるので、こうした思考をWEBページに持ってくるのも面白いのではないかと、ビジネス観点で考えてしまうのは、ワーカホリックなのかもしれませんねwww バックトゥザ・フューチャーが何度見ても面白いのは、色々な箇所に繋がる要素を盛り込んであり、無意味なカットや演出がほとんどなく、わけがわからない箇所でも、別の場所できちんと説明がされているというような点が優れたシナリオとして楽しめると言う点なのですが、この映画も万人には好まれないかもしれないけど、クリエーター連中がワクワク感を覚えて何度も観てしまう映画なのだと言うことはよくわかりました。 ちなみに、僕が一番面白かったシーンは、殺される女性の死体が大量に転がっている甲板のシーンで、撮影方法なども含めクオリティに圧巻でした。 そして、僕もさっそく2回目を観たいと思います。

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