[映画] グランド・イリュージョン

2018年8月1日

レビュー 映画

イリュージョンといえば、「Mr.マリック」という人は、僕と同じく思春期がバブル期と重なる人達かそれ以上の人だと思いますが、 テレビで見ても不思議だし、目の前で見ると本当に魔法のように感じるでしょう。 ちなみに、マジックとイリュージョンと手品ってどういう違いがあるのか調べて見たら、wikipediaに書かれていました。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3
イリュージョン (奇術) - 奇術のジャンルで、大掛かりな仕掛けを用いたもの。
要するに、奇術とは手品全般の事で、大掛かりな仕掛けで行う事がイリュージョンという事で、手品は目の前で目くらましをする物だそうです。 もっと調べて見ると、プロのマジシャンでは「お金を取るのがマジックで、お金を取らないのが手品」という解釈もあるそうです。 今回は、そんなイリュージョンをテーマにした「グランド・イリュージョン」を見たので、ブログに残しておきました。

評価

★★★★☆
この映画の最大の見所は、イリュージョンの種明かしを次々としていく事で、きちんと理論立てられている事が、不思議な物を見せられて、その仕組みがみられる贅沢な映画になっています。 4人のマジシャンにメッセージカードを送る謎の人物の招待も含め、手品師の種明かしをする男との対決など、非常におもしろく演出されていて、見ていて飽きません。 この映画最大のイリュージョンは、映画のシナリオに隠されている見る人にかけられたトリックにあるのは、映画終盤に明かされる事実にあり、まさに目から鱗が落ちるといった内容になるでしょう。 そして、もう一回観て、細かな箇所を確認したくなる非常に練り込まれたシナリオで作られた映画でした。 ただ、星満点ではなかったのは、観ている人の欲求をもう一歩満たしてくれるポイントが足りなかったからかもしれません。 マジックのプロとして集められた4人のマジシャンは、イリュージョンを手際よく行うが、警察とのデッドヒートは手際の悪いところもあり、観ていてなんだかモヤモヤ感が募る場面もあるため、その点に引っかかる人も多いのではないでしょうか?

スタッフ・キャスト

監督ルイ・レテリエ
J・ダニエル・アトラスジェシー・アイゼンバーグ
ヘンリー・リーブスアイラ・フィッシャー
メリット・マッキニー ウディ・ハレルソン
ジャック・ワイルダーデイヴ・フランコ
ディラン・ローズマーク・ラファロ
アルマ・ドレイメラニー・ロラン
サディアス・ブラッドリー モーガン・フリーマン

あらすじ

街中でマジックを披露して生計を立てているマジシャン4人をそれぞれ集めて大きなイリュージョンショーが開催される。 テレビショーにもなっているそのイリュージョンショーは、アメリカの会場にいて、フランスの銀行のお金をその瞬間に強奪するという内容で、不思議一色のイリュージョンに見ている人たちは興奮しっぱなし。 しかし、警察は、それらをちゃんと立証して、彼らを逮捕しようと動くが、その間にも次々と不思議なイリュージョンが開催されていき、立証ができない警察はイライラしてしまう。 ある時、手品師のタネを暴く事を生業にしている元手品師のサディアスと出会い、彼の助言を元に警察は、彼ら4人を追い込んでいく。 次第に、それらイリュージョンの目的は別の大きな意味が存在する事が4人のマジシャンも気がつき、意外な展開を迎えることになる。

イリュージョンは不思議だから楽しい

タネを明かされると手品もマジックもイリュージョンも、「な〜んだ」となってしまうのは仕方がないのですが、タネを知りたくなるのは、人の性なのです。 でも、一番楽しいのは、タネを知らずにモヤモヤしている時、まさに騙されている状態の時が、マジックを楽しめる瞬間なのですが、タネを知らなくてモヤモヤしているのと、知ってしまって萎えてしまうのとどっちがいいかと言われると、意外と究極の選択なのかもしれませんね。 天然系の人のように、本当に魔法を信じてしまうような人がもっとも幸せな人生を送れるという証しなのかもしれませんね。 人を疑うよりも信じる方が素敵な人生になるんでしょうね。

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