[Book] すぐやる!行動力を高める科学的な方法

2018年9月4日

レビュー

なんだか、今、乗り気じゃ無いなあ〜という時、ありますよね。 仕事で疲れて家に帰ってきた時に、やらないといけないことがあるんだけど、ちょっと一服してから・・・という時、気分的には、「なんかダラーっとしてるな〜」と感じていつつも、すぐに行動に写せません。 だってにんげんだもの・・・ という言い訳は、人間の脳ミソの仕組みなのだそうだ。 そんな脳ミソを騙してでもすぐやることに意義があるし、できる人は、なんでも後回しにせずにすぐに物事を終わらせるという傾向を自分でもやりたいと考える人は、この書籍を読んで見ることをお勧めします。

内容紹介

やりたく無いことをすぐにやるという風に行動する事は非常に難しいのですが、すぐにやりたく無いという風に考えないようにする仕組みを脳みそに作る事で、物事を後回しにしなくなります。 言っている事はわかるが、普段生活をしていて、よほど気合いを入れていないとそんなに簡単に出来はしないと考えてしまいがちですが、 この本には、そういうことを習慣づける簡単なやり方が、書かれています。 「すぐやらない」原因は、「性格」や「やる気」だけでしょうか。それは違います。脳が「すぐやる」モードになっていないだけです。

目次

1. 「やるべきこと」にすぐ手をつけるコツ 2. 「ひとつのこと」を終えた後、「次」にスムーズに取り掛かるには? 3. すぐやる集団、すぐやらない集団・・・「すぐやらない」は伝染する!? 4. 「脳が勝手にやる気になる」言葉の使い方 5. 「やればできる」という言葉でかえって「本気」が出せなくなっていた!? 6. 「すぐやるスイッチ」をすぐ入れる簡単な方法 7. 行動力が劇的に上がる「触る力」活用法 8. 「なんとなくいつもネガテイブ」の原因は、「脳の慢性疲労」にありました
8章のすぐやる方法は、どれも非常に簡単な事で、考え方を変えるだけで実践できるものがほとんどです。 脳の仕組みや、心理学のような脳ミソの特性を理解することで、よりすぐやる脳に磨き上げる方法を体験してみましょう。

個人的な評価

★★★★☆
確かにどれもやり方としては簡単なのですが、多くのやり方において、自分の置かれた環境が大きくやる気に依存していることが書かれていました。 すぐやらないグループよりもすぐやるグループに属している方が、すぐやる習慣が身につくという場合も、すぐやるグループが周囲に無い場合はどうしようもありませんし、 周囲にすぐやる人がいないという環境も有りえなくありません。 そんな場合は、自分しか頼れるものがないのですが、確かに脳を騙してすぐにやるというのは、気合いと似ている要素であるとも考えられます。 この書籍を書いているのは、カウンセリングを行なっている方なので、自分の患者のビフォーアフターを体験できていて、その内容が書かれていますが、僕が部下を教育していた時に感じたのは、「この本に書かれている様な事を言っても、その人は対して変わらない」という印象でした。 とにかく人を変える事は難しいのですが、著者の先生はさすがに専門家だけあって、的確なアドバイスを少ししただけで、次にその人にあった時に劇的に改善されているという事なので、そのテクニックが知りたいとも考えてしまいました。 さすがにそれは贅沢ですね・・・

やれば出来るはマボロシ

この書籍の中でもっとも好きだった言葉はこの「やれば出来るはマボロシ」という内容が書かれており、非常に納得感もあり、僕の好きな言葉にランクインしてきました。 確かに周囲に「自分はやれば出来るが今はできない」という感じで話をする人が何人かいて、全くそうした人に共感することができません。 テクニックとして「わざ言葉」という、ポジティブな言葉を発するように癖づけるというサンプルがいくつか載っていましたが、この本を読んだ人の習得できる技になるでしょう。 逆に他の人が言っている言葉も、その人の特徴が出ているとも考えられるので、その人のすぐやる度合いがわかるかもしれませんね。

ダメな自分に対するエール

何にせよ、すぐやらない事にいい結果は伴わないし、すぐやるというタイプの人は、周囲の人からも認めてもらいやすいという、2択で考えると圧倒的に差がついていることがわかります。 さて、この本を読んで自分はどのくらい「すぐやる人間」になることができたのだろうか・・・ ゲームでもしながらゆっくり考えて、1週間ぐらい様子をみて見ることにしよう。 とんでもないクソ野郎な僕でした。

このブログを検索

ごあいさつ

このWebサイトは、独自思考で我が道を行くユゲタの少し尖った思考のTechブログです。 毎日興味がどんどん切り替わるので、テーマはマルチになっています。 もしかしたらアイデアに困っている人の助けになるかもしれません。