周囲のやってることをやりたがるエンジニアと、周囲がやっていないことをやりたがるエンジニア

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昭和47年生まれの同い年技術者と話していると毎回同じ話で盛り上がることがある。
 

ひとつは、「最近の若いエンジニアについて」で、もう一つは「インタネット黎明期のころ何してたか」である。
 

それぞれ自分がどのようにして技術を積み上げていったかを話して聞く側も非常に面白い話で、非常に深い技術の話でかなり盛り上がってしまう。
 

タイプの違う技術者スタンス


 

そして、最近の若い技術者と年配の技術者で大きく違ってきている傾向があることに気が付いた。
 

それは、「右へならえ」的な思考と、「レッドオーシャンを好む」思考とで大きく方向性が異なっているということ。
 

最近の技術については、昔は難しかった内容であっても、ライブラリやプラグインを追加するだけで、誰でも簡単に結果が出せるような環境になっている。
 

そして、勉強会などがひっきりなしに行われているWEBエンジニア業界などに関しては、どれだけライブラリなどに詳しいかというやりとりがエンジニア間で頻繁に行われている。
 

一方、同年代のエンジニアは、自分がこれまで周囲のだれもやっていないことを何の資料も無い手探り状態で、研究しながら作り上げるという開発スタイルをやった事がある人が多く、そうした人は、非常に深い技術に精通していて、スペシャリティを感じてしまう。
 

そして、ライブラリを組み立てて構築されたソフトウェアは、おそらく誰でもすぐに構築できてしまう一方、当たり前ですが、誰もやっていない深い技術によって作られたソフトウェアは、追従を許さないレベルのクオリティになる事は誰が考えてもわかる事でしょう。
 

ゆとり世代の傾向


 

ここで思い出されるのが、「ゆとり世代」の特徴は、携帯電話やスマートフォンが発達してきた時代で、子供でもそうしたモバイル通信機器を手にしていた時代の人たちは、情報共有が基本のコミュニケーションで、ライブラリ思考が非常にスタンスと合っているとも考えられる。
 

一方それよりも上の世代は、結婚時期を遅らせるぐらい「おひとりさま世代」とも考えられて、一人でシコシコ作業をおこなうことになんの抵抗もない世代とも言える。
 

どっちがいいというわけでは無いが、エンジニア業界に関して言えば、「周囲の人と同じことをやりたがるエンジニア」と「周囲の人がやっていない事を好むエンジニア」に分かれる事がよくわかる。
 

会社などで新旧の世代のエンジニアがいる場合、こういう視点をもってマネジメントしないと、一概にエンジニアの思考を一辺倒にしてしまうと、とんでもないミスリードになってしまうことも過去に何度も見てきている。
 

もちろん、エンジニアでライブラリを使う事が悪いことでは無く、効率的にスピード早くサービス開発ができるという点においては、経営インパクトに対しては、非常に有効だ。
 

また、他人のソースコードを読んで自分の方向性を決めやすい点からしても、エンジニアとしてスキルアップするスピードは一昔前のエンジニア勉強スタイルよりは、格段に効率的とも言える。
 

ただ、周囲と同じ事を好むため、奇抜な成果物が出にくいという欠点もあり、世の中の新規発明やまだ世の中にないものを生み出す行為とは程遠くなってしまうことも否めない。

理想的なエンジニア思考とは


 

新しい人、古い人という言い方は、個人的にはあまり好きでは無く、旧タイプのエンジニアだけどライブラリに詳しい人もいれば、特許発明を目指して日々個人で研究開発を行なっている若手の学生エンジニアなども数多くいる。
 

もちろん、ここで僕が〇〇というエンジニアが好ましいと言い切ってもいいのだが、エンジニアって、ものを生み出すクリエーターなので、こうした型にはめられないからこそ独創的な領域なのだと思う。
 

ここである程度の僕の思考を言ってしまうと、
 

周囲の人と同じ事をやりたがるのは、初心者思考で、エンジニアとしての学習が必須なスキルアップしている状態の時は、この思考でいる方が成長が早く好ましい。
 

そして、一人前になった暁には、人のやらない事をやるという思考になる事で、唯一無二の人間形成と、独創的な思考とそれに対する探求心、目標を持った先に結果を出すという実現スタイルが、スペシャリストと呼べるのではないでしょうか?
 

僕の育ってきたエンジニアは、右へ倣えで成長してきて、独自性を出せずに、いつまでも若手感覚だったり、同じ思考でライブラリの組み立て開発ばかり行っている中年エンジニアが少なくありません。
 

見放した言い方で非常に申し訳ないのだが、こうしたエンジニアは、SIerのようなビジネスプログラマーとしてはいいかもしれないが、クリエーターレベルのエンジニアとしてみると、稚拙で仕方がない。
 

以前にも「プラモデル開発」という記事を書いたが、新規性の無いプログラムを作るという行為ほど、人生の無駄な時間は無いと思ってしまう。
 

プラモデル開発の考察


 

今の自分にないものも含めて、世の中にないものを作り出すという思考にならない限り、世の中で使い捨てされる人材になってしまうのに、こればっかりは、どんなに言っても理解できるエンジニアが少ないというのも事実なのかもしれない。
 

ちなみに、こうしたエンジニアは、アウトプットが弱いという事も関連性があるので、世の中のエンジニア中間管理職の人は、こうした相関関係を自分なりに調べてみると、なかなか面白い事がわかると思うよ。

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