[Cinema] In Time

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近未来のストーリーで、人類は25歳で全ての成長が止まり、腕に埋め込まれたタイマーが作動して死へのカウントダウンが始まる。
 

かなりのSF映画と期待して見ると、CGなどの華やかさはさほどなく、ド派手なアクションで進んでいくタイプの映画でした。
 

ただ、おもしろくないかというとそうでもなく、「時間」という価値概念だけで終始世界観が統一されていて、風刺にも思えるその設定が非常に面白く、スラム街育ちと上流階級の違いなどは、昔の世界中で強いられてきた階級世代の時代から、現代、未来、どこに行っても対して変わらないという事を強くアピールしているようにも感じました。
 

Amazonのプライムビデオで暇つぶしに見た映画だったのですが、かなり考えさせられる部分が多い内容だったため、ブログに書いておくことにしました。

あらすじ

スラム街の工場で働くウィルは、母親と2人暮らしをして日々の時間(寿命であり通過)の対価でギリギリの生活をしている。
 

ある夜、行きつけのバーで、寿命が100年以上ある男性が、ギャングに絡まれているのを助けたことで、ウィルは1世紀以上もの寿命を手にする事になる。
 

これで母親との生活が楽になると思った矢先、母親が値上がりしたバスに乗れず、走って帰るが、ウィルと出会う直前に寿命が尽きてしまう。
 

スラム街ではこうした死が日々日常的に発生しているが、上流階級が時間を搾取している事による不公平がこうした事態を招いている事を知ったウィルは、この世界で徳をしている人間に対して搾取された時間を取り戻そうと考える。
 

手にした莫大な時間を使って、上流階級エリアに乗り込み、カジノで大勝ちして、自分の持ち時間を10倍近くも増やす事に成功したウィルは、世界経済を司る男の娘シルビアと出会い、互いに惹かれあっていく。
 

時間管理局という警察のような取り締まり団体に目をつけられたウィルは、下流階級が大きな時間を持つ事が許されない事を知り、手にした時間をほとんど取り上げられてしまうが、シルビアと一緒に逃亡し、次々と時間銀行から時間を奪い取っていき、
 

奪った時間は、スラム街の人間に分け与えて行き、これで格差解消を狙うのだが、上流階級には、100万年という時間を保持しているシルビアの父親が世界中の時間を独り占めしている状況から、なかなか上流階級にダメージを与えることはできないと考え、直接それを奪取しに乗り込んでいく。
 

これまで時間のやりとりをするという概念のなかったシルビアは、ウィルを通して、スラム街の人間性にも惹かれていく事になる。

スタッフ・キャスト

監督 アンドリュー・ニコル
ウィル・サラス ジャスティン・ティンバーレイク
シルヴィア・ワイス アマンダ・サイフリッド
タイムキーパー:レイモンド・レオン キリアン・マーフィー
母親:レイチェル・サラス オリヴィア・ワイルド
ヘンリー・ハミルトン マット・ボマー

評価

★★★★☆

 

基本的に面白いので、ハンガーゲームやマトリクスのような独特の作られた世界観が好きという人は、見ておいて損はないですよ。
 

世界中の通過が全て時間という世界、全ての人に埋め込まれた光る時計が寿命のカウントダウンという世界観は、非常に面白い世界観で、「そのウェアラブル端末が欲しい!!」とまで考えてしまいました。
 

生まれたての赤ん坊にまで埋め込まれている時計端末は、その時間が25歳でカウントダウンが開始する。
 

貧困街の平均保持時間が23時間というのに対し、上流階級の平均保持時間は100万年というこの桁違いの資産は、現代の格差社会となんら変わらない常用に、人類はわざわざ時計というガジェットを作って人に埋め込むという世の中にする理由がこの映画を通しては語られておらず、少しだけ残念なポイントでした。
 

また、ストーリー中に、タイムキーパーの男が主人公の父親の事を熟知しており、その死についても、ウィル本人よりも知っているような発言をしておきながら、詳細がほぼ語られなかったのは、非常にモヤモヤポイントでした。
 

腕の時計ガジェットを通して、お店やタクシーでの支払いをしている光景は、まるでアップルウォッチのようにも感じるけど、邪魔にならないウェアラブルは近い将来実現してもらいたいと熱望します。
※でも、このガジェットの電源供給はどうやってるんだろう・・・?エンジニアとしてはそうした点が非常に気になります・・・
 

冒頭、主人公と対して年齢の変わらない母親が登場した時に、世の中の全ての人が25歳で止まるという意味が理解できたのですが、実はこの映画は、こうした不老不死を実現できた人類のその先の既得権益による階級問題をテーマにしているようですが、要所における説明が行き届いておらず、せっかくの作り込まれた世界観が深く理解されにくくなっているので、こうして個人で考えて楽しむというのも悪くないかもしれません。

予告動画

関連サイト

http://www.foxmovies.jp/time/
 

https://ja.wikipedia.org/wiki/TIME/%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%A0
 

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