勉強するには理由がいる

2018年11月1日

学習 日記

学生時代にあれだけ嫌いだった勉強が、社会人になると何故か無性にやりたくなってくるのは何故だろう? 社会に出ると大学に行っていないという劣等感がどうしてもつきまとうが、大学を卒業して社会人になって勉強をしなくなっている人はたくさんいる事にも気がついた。 日々行われているセミナーやmeetupなどに参加すると、勉強好きの人がたくさん来られていて、同じような境遇の人の話を聞いている時に、勉強をする為には、それ相応の理由が存在する事がわかった。

何故嫌だった勉強をするようになったのか

そもそも、勉強ってなんだか頭のよくなりたい人が行う方法の一つで、子育てにおいて親が「勉強」の天敵と判断してしまいがちなのは、「ゲーム」だと考えられます。 もちろんゲーム以外にも勉強を阻害する要素は沢山ありますが、「ゲームばかりしていないで勉強しなさい!」という怒号は、どこの家でも飛び交っている常套句なのではないでしょうか? 多分に漏れず、僕もゲーム大好き少年だったため、学校から家に帰ってきたらすぐにファミコンのスイッチを入れていましたが、そもそも「勉強しなさい」と強要されて、勉強が少なくなるはずがないという実感はありました。 そして、勉強は大人から無理やりやらされるという印象がインプットされてしまい、結果「大学受験をやらなくても生きていける」という風に学生時代に考えるようになってしまいました。 そして、社会人になった自分が一番最初に就いた職業は「コンシューマゲーム、グラフィッカー」というなんともチャラい職業だったんですが、自分にとっては天職のように考えていました。 社会に出て仕事をするようになると、これまで自分が出来なかった事ができるようになると、面白いように給料が上がったり、それに関しての知り合いが増えていくという事がわかるようになってきたのですが、 これまで出来ないことを出来るようにするために手っ取り早かったのが、「勉強」することだったんですね。 これまで勉強って「やらされるもの」という認識だったのが、「自分を形成していく手段」という風に変わってきて、気がついたら、あれもこれも勉強して習得したくなってきていました。 ここで、学生時代にこうした事に気がつけなかった自分に対して、なんてもったいないことをしたのかという後悔があったのですが、それを払拭しようと最近では更に勉強する事に対する意欲は増しましたね。

勉強をする理由について

ここで、社会に出た全ての人が「勉強」をするのかというとそうでもなく、怠惰なままの人も多くいます。 エンジニアというジャンルで働いている僕の周辺では、日進月歩していく技術の世界では、勉強は必須であるとも言えます。 そして、会社に入って、その会社の使っている技術については、勉強を強制的にやらされるわけですが、そうした新人エンジニアや、転職してきたてのエンジニアの人たちが、勉強するけどスキルアップが思いの外遅い人達を見ていると、ある一つの法則に気がつきました。 それは、勉強する事が、目の前の課題を解決するだけのものだったり、会社側から言われたことをただやっているだけの勉強方法の人は、非常に伸び率が悪く感じていたのですが、 これは「自分が勉強をすると言う事に対しての理由」が明確ではないからではないかと考えられます。 勉強する理由ってどう言う事なのでしょう?
・会社の仕事をするため ・WEBプログラミング技術を覚えたい ・資格を取得したい ・知識をもっと増やしたい ・英語が話せるようになりたい
こんな感じで勉強を始める人が多いと思いますが、僕の周囲で勉強を趣味としている人たちがどういう理由で勉強しているかというと
・後輩を育てたい ・会社を大きくしたい ・誰かの役に立ちたい ・家族を養う為
ポイントは、自分の為に勉強をしている人と、勉強した結果が他の人に影響するかどうかで、勉強するスタンスが大きく変わるという事がわかってきました。 自分の為に勉強するのは学生時代に行い、社会人になった時は、自分の周囲や、自分以外の人に対して勉強したことを生かすという思考で取り組む事がどうやらスキルアップの大きなポイントではないかと考えられます。 ただし、勉強をするという行為は決して悪い事ではなく、むしろ勉強をしない人と比べるとはるかに前向きな姿勢です。 理由をもって勉強をすると、より効率的になるというだけのお話でした。

子供に勉強を進んでやらせる方法

IT会社の経営者から、「エンジニアのスキルを伸ばしたい」という相談をうける事が多く、そうした会社の内部を見て見ると、実際に中にいるエンジニアは勉強をしているという環境ではない事が多い事があります。 親から「勉強しなさい」と言われてより勉強をしたくなくなるのは、人の心理理論で当たり前なのですが、今だにこの発言をしている親も多いようですが、会社においても「スキルアップしろしろ」と言い続けると、従業員はスキルアップしなくなるのです。 こうした従業員に自らスキルアップしてもらう方法、自宅で子供に進んで勉強をしてもらういい方法があるのをご存知でしょうか? 僕がこの手の話をする時に必ず話す内容なのですが、非常に簡単な事なので、是非やってもらいたいのですが、
親(上司や先輩)が、勉強している姿を見せる
たったこれだけで、子供も部下も、自ら勉強し始めます。 もちろん自分がうわべだけの勉強をしていてはいけません。 本気で勉強している姿を見た自分よりも下の人は、その姿を自分の将来像と捉えて、勉強するのが当たり前な環境を提供できます。 多くの親が子供に対して「勉強しなさい」と言いつつ、自分はゲームやスマホに熱中していたり、部下(従業員)に「スキルアップしなさい」という経営者が、それには全く関係ない業務しかしていないという事で、それを言われた人は、「自分ができていないのに人に指導するなんて納得がいかない」と反抗的になるのが人の心理なんですね。 当たり前ですが、人はその物事ができない人から指導されても何の説得力もないので、自分の背中を見せるという事が非常に重要である事がわかります。 これって、親や上司のあるべき姿なのかもしれませんね。 コミュニケーションにおける心理学において、相手をコントロールする為には、まず自分を変える事から行うというセオリー通りの方法なので、ぜひこうしたテクニックを使ってみましょう。 ちなみに、自分も勉強できるので、プラスになる要素が大きいことはやってみると気がつくと思います。

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