[Book] 説明上手になれる本を読んで

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わかりやすいタイトル通りの内容ですが、この本を手に取って中をみた時に、説明下手だと世の中で損をすることが多すぎる内容が書かれていたので、仕事での部下教育やマネジメントなどでも利用できると考えて購入してみました。
 


 

表紙の文言は以下の通りですが、たしかにどれも興味のある内容です。
・説明下手で損して無い?
・以心伝心は誤解の元!
・なぜ話が支離滅裂になってしまうのか
・結論が伝わらなければ意味がない
 

簡単内容紹介

冒頭から「説明下手」だと下記のような損があるとの事。
 

1. 頭が悪い、能力が無いと思われる。
2. 仕事で成果をあげても認めてもらえない。
3. 重要な仕事を任せてもらえない。
4. 大事な場面に起用してもらえない。
5. はじめから話を聞いてもらえない。
6. 人を説得できないので、自分の思ったことができない。
7. 反論が多くなり、イジメに繋がる。
8. 上司や部下からうとんじられる。

 

かなりディスった内容かつ、重複(繋がっている)内容も含まれているので、このリスト自体がまとまっていないような気もしますが、とにかく説明が下手な人は、他人からの印象も良くは無いという点はかなり納得がいきます。
 

一方で説明上手な人の特徴は以下のように挙げられています.
 

1. 集中力、知識、勘、理解力に優れている。
2. 構成力、想像力、原理探求力に富んでいる。
3. 判断力、問題解決能力、情報収集能力に優れている。
4. 管理力、統率力、説得力に優れ、順応性がある。
5. 忍耐力、自己開示力、転換力に優れている。

 

非常にスマートな印象になるのがわかりますが、これを見ると完璧人間に見えてしまいますね。
実際は、ここまで完璧ではないですが、説明が上手な人が他人からみられている印象がこういう感じになるという程度で理解できます。
 

説明をする際の一番重要なポイントとして、「説明の目的を明確にする」方法として5つのポイントが書かれています。
 

1. (WHO)説明の相手は誰かをつかむ。
2. (OBJECT)なんのために説明するのかを明確にする。
3. (WHAT)何を伝えなければならないのかを整理しておく。
4. (HOW)どのようにして、説明するのか構想を練っておく
5. (GOAL)その結果として何を期待するのか、説得目標を決めておく。

 

後半、内容が被っているようにも感じますが、”5W1H”の応用だということは容易に想像できます。
 

また説明するときのテクニックとして「筋が通っている一貫性」「無駄なぜい肉を削ぎ落とす」「誰でもわかりやすい言葉を使う」という事が挙げられており、確かに説明が下手な人の陥りやすい話下手なポイントが例として書かれています。
 

そして、非常に参考になったテクニックとして、「相手にイメージさせる」という事ですが、説明が上手な人はなんとなく説明されている情景が頭に浮かぶ感覚は、セミナーなどで味わう事があり、説明が下手な人が喋っていると、ツッコミどころ満載なため、疑問点ばかり頭に浮かんできます。
 

相手にイメージさせるということは、ちゃんと話の構成や、抑揚、キーワードなどを練りこんでおく必要があり、事前準備や、事前思考が非常に重要であることを改めて考えさせられました。
 

テクニックとしての「三段階法」「四段階法」「五段階法」などが説明されていましたが、根本はテーマを絞って目的を明確に伝えるという点で共通化されています。
方式を切り替えるのは、説明をする場の違いや、相手のレベルに応じての手段としていくつかの方式理論を覚えておくと便利でしょう。
 

後半は実際のトークテクニックや、論理思考を鍛えることによる、表現手段のレベルアップだったり、日々の意識するポイントなどは、ルーティーン化してもいい内容などもたくさん盛り込まれていたので、より説明上手になるための自分磨きの参考になります。

評価

★★★☆☆

 

書いてある内容がレベルが低い人用に書かれている節があり、少し回りくどい説明と、しつこい繰り返しが読んでいて教科書のような印象を受けてしまい、集中して読み込むようにはなりませんでした。
 

ただ、要所要所に刺さるポイントがあるため、飛ばし読みをせずに、ピックアップする感じで読んでいく事で、勉強になる本でしたね。
 

ページ数もさほど多く無いのでkindle版など安価に読める手段での講読をおすすめします。

本を読み終えて自分なりの「説明」に対する意見

僕の以前いた会社は、エンジニアばかりの開発部門で、中途採用、新卒採用、どちらの場合でも、最初の1ヶ月で行う教育として「プレゼンテーション」を掲げていました。
 

エンジニアは技術説明ができて初めて会社内で活躍できるもので、理解してコーディングしてそれを表現するだけでは物足りないと考えてそうしていました。
 

実際に多くの会社でエンジニアのコミュニケーション能力不足で悩んでいる話を聞く事があり、エンジニアが独特な職種な為、そのマネジメント方法や意思疎通などに対してどうしていいかわからないという経営者も少なくありません。
 

これらは、エンジニアを理解していない経営者が悪いのではなく、コミュニケーションができない、人への説明が下手くそなエンジニアが圧倒的に悪いのですが、非エンジニア経営者はそれすら理解できずに、ただ悩んでいる人が多いという事を理解できました。
 

僕の感覚ではエンジニアを特別扱いしない会社が成功ポイントであると言ってもいいと思っており、エンジニアの「説明能力」をきちんと見抜いてそれをトレーニングしてあげると、会社の技術能力自体もアップすると言い切ってもいいでしょう。
 

積極的にセミナー参加してLTをやる事を目的にしているエンジニアは、この点から考えると非常にレベルの高い思考性と考えてもいいかもしれませんね。
 

説明能力は、無茶振りされた時に、とっさに行える結果を評価する事で、かなり本質に迫った評価が行えます。
 

事前準備も大事ですが、普段から鍛える説明スキルをライフワークとしている人ほど、世の中勝ちあがれる人材であるとも言えますね。

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