再現性の論理思考

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パソコンが得意な人と、苦手な人の違いが分かるポイントとして、「論理思考」であるかどうかがあります。
 

パソコンが得意な人は論理思考で物事を考える傾向があり、パソコンが苦手な人は、論理思考で物事を考えるのも苦手であるようです。
 

これは、コンピュータは、論理的に考えると動作が明確にコントロールできるのだが、そうした思考を持たずに闇雲に操作して、結果元に戻れない状況に陥ってしまい、結果ITは苦手という風に自分で決めつける人が多いのですが、
 

論理的に考えるだけでパソコンは得意になるということがわかっていないだけなのですね。

再現性という考え方

企業の情報システム部門でヘルプデスクをやっている時に思っていたのですが、自分の使っているパソコンの調子が悪い時に、どういう風に調子が悪いのかをキチンと伝えられない人がいます。
 

例えば、エクセルで入力ができなくなった場合に、入力ができなくなった訳ではなくIMEが英字入力に切り替わって日本語入力ができなくなったのですが、そうした細かいことが伝えられないために、ヘルプデスクは振り回されてしまいます。
 

量販店などのサポート部門であった場合に、ユーザーはかなり程度の低い質問をしょっちゅうしてくるらしいので、レベルの低い人に合わせた対応マニュアルが整備されています。
 

開口一番「コンセントはキチンとささっていますか?」「電源はONになっていますか?」というのは、バカにしているように聞こえるかもしれませんが、本当にこれで問題が解決する割合も低くはないようです。
 

そんな中、今回は、質問をするスキルで「再現性」という事を考えてみたいと思います。
 

パソコンが苦手な人で、使用しているソフトウェアでデータが壊れてしまったと感じた時に、パソコンに詳しい人に聞けばなんでも分かると考えがちですが、パソコンに詳しい人がそのパソコンに触った途端に、エラーも出なければ、正常に動作するという事は結構多くあります。
 

パソコンが苦手な人は、治ったのならそれでいいと思ってしまうのがそもそもの間違いで、不具合が発生していた状況を再現するという事が非常に重要なのですね。
 

これは、使い方に問題があるケースが多いのですが、運のアリナシも大きな要因になっているようです。
 

ITが苦手な人は、非常の稀でたまたま不具合に遭遇してしまった時に、「パソコンやスマートフォンが壊れた!!」と騒ぎ立てます。
特定のWEBページでログインできないのも、自分がパスワードを間違えた事に気が付かずに、「WEBサイトがおかしくなった」とか、「ブラウザが壊れた」という思考に行きがちです。
 

ここで、他の人が、正常なパスワードを入力すると、もちろんちゃんとログインできるという構造が比較的多いようです。
 

慌てず騒がず落ち着いて、もう一度手順を踏んであげることで、トラブルはすぐに解決するのですが、もちろんここで何度やってもおかしくて本当に壊れているという場合もあるので、その場合は、「10回繰り返して10回同じエラーが出た」という再現性思考があるだけで、誰が聞いても、壊れている事が明確になります。
 

このように、再現性という論理思考は、「ITが苦手」というよりは、慌てずに行動できるかという基本的なスキルで有ることもよくわかります。

うちの母親

最近近所のコンビニで「なんちゃらペイ」が導入されて、今使っているガラケーではペイが使えないので、スマートフォンを買おうか迷っていると、実家の母親から相談されたのだが、とりあえず放っておいたら、携帯キャリアに出向いて、もう一台契約をしてしまいそうだったので、使い古しで余っていた安価なSIMを入れたスマホを渡してしばらく使ってもらうことにした。
 

その時に、母親は、スマートフォンのいたるところをタップして、「動かない!」と騒いでいる事が多く、ログインした際に少し発生するトラフィックブランクなどがもどかしく感じるようで、タップすると動作が早くなると考えているようだ。
 

その昔、「ファミコンのカセットをふーふーしてから本体に挿すと、エラーが出にくい」とか、アナログ放送だった頃、テレビの映りが悪いときは、「テレビの横側を手のひらでぶっ叩いたら、鮮明に見えるようになる(壊れた時に治る)」とか、携帯電話の電波が悪い時に、電話機をぶんぶん振ると、調子がよくなるとか・・・
 

ITが苦手な人は、意味のわからない直し方をすることが多いようですが、そうした行為とうちの母親の行動が同じであることに気が付きました。
 

とりあえず、母親のこうした行動は、ITが苦手な故に起こしている行動と理解して、いい意味での低リテラシ者の行動としてウォッチさせてもらうことにしました。

パソコン苦手な人は再現性を考えよう

今回の結論としては、パソコンやITが苦手な人は、何か不具合が発生した時は、とにかく同じことが同じ手順でどの割合で再現できるかを思考してみましょう。
 

そんなに難しく考えずに、何かしら動きがおかしい時に、自分がどういう操作をしたか、いつもと違う操作をしたとか、直前の操作などを思い返してみることも非常に有効です。
 

こうして機械に接すると、その機械で特有の不具合に気がつくこともできるし、それを回避する方法も感じ取ることができるようになります。
 

慣れてくると、機械構造によるトラブルの傾向なども見えてくるので、この状態になるとITが得意になっているでしょう。
 

そして、この行動は、プログラムのデバッグをしている行動と非常に似ていることから、ITが得意な人でもデバッグが苦手な人というのは、再現性の論理思考が足りていないという事が分かります。
 

もっと突き詰めると、機械以外にペットや、動物などでこの思考を使ってトレーニングすることも可能になりますよ。

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