何故、コロナ感染接触確認アプリ(COCOA)は活用されないのか?

2020年8月11日

テクノロジー

eyecatch 夏の暑い時に、アイスノンを枕にして寝ると、睡眠の質が上がることを知って、実践している、ユゲタです。 アプリで睡眠計測をしてみたところ、確かに質は上がっていることがわかりました。 おまけに寝付きもよくなるので、眠りに問題を感じている人は、お試しあれ。 2020年8月の時点で、どう考えても新型コロナウィルスの第二波が来ている状況なのに、食い止め策を何も提示しない政府にイライラしている人も多いことでしょう。 新型コロナ感染接触確認アプリ(COCOA)も現時点も、8月に入ってようやく10%のダウンロード率を超えたのですが、このアプリは60%以上の使用でようやく、精度が有効とされるため、まだまだ使い物にならないとレッテルを貼られてしまうアプリです。 今回は、このCOCOAアプリをどのようにすれば、もっと活用されるようになるのかを考えてみたので、関係者の誰かがこの記事を読んでくれることを願って、ブログを書いてみたいと思います。

本日のIT謎掛け

「スマホアプリ」と、かけまして・・・ 「横着な会社の先輩の指導方法」と、ときます。 そのココロは・・・ 指先だけで操作をします。

COCOAアプリは何故ダメシステムなのか?

厚生労働省が提供している「新型コロナウイルス感染確認アプリCOCOA」は、2020年6月からダウンロードが開始され、たくさんの人がインストールすることでITによって感染者との接触を確認できるとして、各種検査などを行っている関係者負担を減らすとともに、本人への接触した事実を促す有効な手段とされています。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E5%9E%8B%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9%E6%8E%A5%E8%A7%A6%E7%A2%BA%E8%AA%8D%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AA wikipediaのページでは、ダウンロード数も更新されていて、こうした情報公開を見ていると世間の関心も非常に高い事が伺えます。 しかし、2ヶ月で、まだ10%程度しか、インストールされていない現状に、あまり使えないアプリとしての認識も世の中的には強いのではないでしょうか? また、何度か発表されている「不具合報告に、辟易としている人も多く、このアプリは「ダメアプリ」というレッテルを貼られているに違い有りません。 2020年07月04日 公開直後から不具合続出!? どうなる新型コロナ接触確認アプリ 2020年07月11日 新型コロナ接触確認アプリ「COCOA」にまた不具合 2020年08月06日 接触確認アプリ「COCOA」に不具合情報 厚労省が調査 確かに、これだけ短い期間に不具合の回数が多いことを考えると、このアプリに対する期待などは、薄れてしまっても仕方がないかもしれません。 しかし、6割以上の人がこのアプリを入れていないと成り立たないシステムなので、不具合報告をしたあとで、きちんとどういう不具合でどのように解消されたのかを説明するという事を、アプリ提供元は全くできておらず、ユーザーに不信感しか与えられていないのも事実かもしれません。

COCOAはもっとマーケティング活動をするべき

COCOAアプリがどのくらいダウンロードされたかを公表される数値を聞いて、2ヶ月で1千万超えと聞くと、通常のアプリであれば、大成功であり、非常に優秀なアプリであると評価されるはずなのですが、 日本国内人口の最低6割を目指すアプリとしては、まだまだの段階とかんがえなければいけません。 このアプリは、利益を求めているわけではないのですが、あまりにもマーケティング活動がされておらず、無駄に使えないマスクにお金を投じたり、旅行に行かせたいのか行かせたくないのか訳のわからないGoToキャンペーンなどのキャンセル料の全額支払いという、無駄すぎる税金の使われ方に、ガッカリした人も少なくないはずです。 どうせならその費用を、このアプリのマーケティング活動に使ったほうが有益なのに・・・と考えてしまいますよね。 広告活動やら、SNSなどを通じてアプリの有効性と、全員がインストールしないといけないという宣教活動があまりにも足りていません。 ITが苦手な人にとっては、何故このアプリを入れると、病気の検知につながるのか、未だに理解できていない人もたくさんいるはずです。 作って安心しているレベルのアプリであれば、IT粗大ごみの扱いを受けてしまいますよ。

COCOAアプリを活用する提案

そこで、不都合な世の中の仕組みを、ITを駆使して解決する提案をするのが得意な下駄が、COCOAアプリをどうすればいいかを提案したいと思います。 まず、現時点で、このアプリを免罪符として使うことが提案できます。 お店に入る時に、頭に検温計を当てられて、ピッとやられて、イラッとしている人も多いかと思いますが、2週間以内に濃厚接触がないという事を、このアプリを通じて提示できることができます。 飲食店や、色々なイベント会場などで、検温の手間を取るよりも、このアプリの確認をするほうがより角が立たない作業のため、ストレス軽減が見込めます。 また、アプリがインストールされていないと確認ができないため、アプリをインストールしていない場合は、店舗や施設への入場ができないという、許可証代わりにすることで、アプリインストールを劇的に促すことが可能になります。 ここまでは、いま現時点でも、こうしたルールを地方自治体でも政府でもいいので、発信して、店舗や施設側での認識ができれば、無料ですぐに開始することができます。 そして、もっとも提案したいのは、このCOCOAアプリの技術領域への提案ですが、アプリ発信だけではなく、APIとしての提供もWEBにて公開することで、他のアプリや、WEBサービスなどと連携して、データ取得だったり、接触通知や、非接触確認などの情報提示をすることで、このアプリがインストールされる状態で人口6割を待つこと無く、比較的短時間に大人数への影響を与えることが可能になります。 要するに、WEB全体を使って、接触確認をするという広い視点にならなければ、ただ使えないアプリを作って世に放っただけの結果になってしまいます。 セキュリティなどの問題もあるかもしれませんが、世の中のバズるという現象をもう少し理解して設計構築をしてもらいたいと思います。 不具合の内容を聞いている限りだと、このアプリ単体というよりは、設計がまだまだ弱いという事もわかるので、OSS化することで、システム精度を向上させるぐらいの事は考えてもいいかもしれません。 作って終わっている状態に思えるCOCOAアプリですが、頑張りどころは運用にありますよ。 この記事が、アプリ関係者の耳に届くいて、よりよい未来を作ってくれることを願います。

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