自社ERPを自力で作ってみた話

2020年11月10日

テクノロジー

eyecatch IT屋という職業を確立した、下駄です。 プログラミングができると、今現在の世の中では、大体のことが何でも安価にできてしまうという事の味をしめてしまいました。 以前、上場企業の情報システム部門に属していた時に、その会社のいろいろな部門の仕事管理から、請求書から経理のお金管理、経営者が見たがる会社の財務状況などを、リアルタイムに管理できる、基幹システム(ERP)を、業界大手のシステム構築会社に頼んだ時に、ウン千万円〜億円単位でかかっていたのをみて、もはや大企業ツールだという認識をしていましたが、その後、10年以上プログラマーとして仕事をした結果、そうしたシステムも自分で簡単に作れてしまうことに気がついてしまいました。 自分で会社を立ち上げた事をキッカケに、自分ならではの思考でそうしたERPを作ってみた事を書き残しておきたいと思います。

ERP基本は家計簿

スマホアプリでも家計簿をつけるものはたくさんありますが、企業のERPって要するに家計簿なんですよ。 そしてデータの終端が、経理財務の部門になるのが目的になっているものが多く、付属機能として、それぞれの部門の進行管理機能などがついているという形が一般的です。 一言で経理財務と言っても、会計の知識が完璧ではないけど持っていないと、プログラミングができても、家計簿システムすら作れないでしょう。 幸い、僕の場合は、学校などにいかなくても情報システム部門での活動が非常に知識として役立っていて、その上場企業は、色々なタイプのエンタメビジネスから、店舗運営、海外ブランチ、と言った、まあまあいろいろな職種を持っていたため、1つの業種に凝り固まりがちなシステム設計を、多角的に見ることができるシステム視点と、それに関わる財務を経験させてもらったため、急速に知識を得ることができました。 まあ、この辺は、本を読めばある程度はスキルアップできるので、お金周りが分からないプログラマーの人は、是非こうした知識は、プログラミング以外で必須と言えると思います。 そんな感じで、家計簿をまともに付けられないうちの嫁の事もあって、自分の会社と自宅のどちらでも使えるお金管理のシステムを構築してみました。 自宅では、個人事業主としての確定申告でも使えるし、会社では、税理士に渡す用の経理資料として、便利に使えています。

見積もり書、請求書、領収書は必須

会社を立ち上げてから3年ほどですが、これまではエクセル(GoogleSpreadSheet)で見積書、請求書、領収書を作って、それを印刷して渡していたんですが、非常に効率が悪いので、ERPに入れてしまって、請求書を発行したら、自動的に経理の売上に情報が追加される仕組みを作りました。 もちろん、それぞれの書類は、クライアントなどに提出できるように、印刷もできるフォーマットにして、これまでと何もクオリティが変わらない状態にしています。 ようするに、売上を付け忘れることがこれまで何度かあったのを、防止する役割も果たしてくれるようになったわけですね。 フリーランスプログラマーの人などは、お見積りを作って提出する機会も多いと思うので、小売ではなく、B2Bでのやり取りで有効なシステムといえますね。

ERPの便利さ

こうした提出書類に、今どきのデジタル押印できるように、ハンコ画像を登録して、承認、押印機能も付けて、かなり満足の行く仕上がりになりました。 そして、このシステム実は、ログインした人別にデータベースを格納できる仕様にしているので、Saasとして利用することが可能なんですね。 今後これを、使いたいという人に使わせて上げることで、ビジネスツールとしても、成り立つ事も考えて、構築してみましたが、自社で思いの外使い勝手が良く、仕事効率もアップしたので、是非他社で使ってもらいたいという思いも出てきました。 こういう事に困っている人や会社さん、いたらご連絡ください。 法外なERPを作るよりもかなり安価に仕事運用ができることをお約束しますよ。

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