「最新の技術」と「他者のやっていない技術」は正反対

2015年7月11日

テクノロジー

会社でまわりの開発員がつまらなそうにしています。 話を聞いてみると、今、会社が運用しているサービスの機能回収やら、不具合回収だけをずっとやっているので、つまらないのだそうだ。 もっと新しい技術を使って、新しいサービスを構築してマインドを上げたいのだそうです。

新技術というカン違い

とにかく、新しい技術を使うと、マインドが上がるかどうかは、その人によるかと思いますが、新技術とは、誰もやっていない事という事に気が付いている開発員は、少ない印象があります。 採用面談をしていると、今流行りの言語を最新の言語と言い、新しく出てきて脚光を浴びている技術を、最新の技術という人は少なくないようです。 誰もやったことのない事をやりたがるエンジニアが少ないと言う風にも捕らえられます。

誰もやったことの無い技術の追求

エンジニアたるもの、と年配エンジニアがたれると、ウザがられる事が多いのですが、仕事として行う開発業務で
誰かが成功している。 問題が解決している。 方法論が見いだせている。
こんな感じで、ゴールが見えていないと不安に感じている人が多数いるようです。 まあ、仕事であれば、このような不安は納得できないわけではありませんが、それでいて、エンジニア気取られると、正直、イラッとします。 当たり前ですが、上記はただの作業員です。 少なくてもお金をもらって開発が出来るという高待遇であれば、何かにトライする必要は自分のためでもあるし、やらなきゃ損というレベルでもあると思います。

未知の技術に対する恐怖心

誰もが、自分のジャンルと違う事を、仕事で担保しろと言われると、腰が引けてしまう事でしょう。 でも、それを「面白そう」と前のめりになる人種も存在します。 もちろん、失敗したら、とか、必ず成功しなければいけないという囚われはありますが、 当たり前の判定として、前のめりな人が、開発員として適性が有るでしょうね。 もちろん、そこに根拠と実績があれば、上級エンジニアとして君臨できるため、僕も含めた凡人としては、プライベートでどれだけ自分に対して研究開発出来るかが、ポイントだと思います。

真の開発を追求してみる

若い人の批判をしたいわけではなく、仕事でも自己開発でも、成果物に対して、他人が介入するのが極めて気持ちが悪いと感じています。 もちろんiphoneのアプリ開発をする場合に、appleのデバイスに文句を言うというのは、愚の骨頂と思ってますが、 最近リアルに感じたことで、サーバートラブル時に、機材の問題としたり、オープンソースのモジュールを使用したことによる障害で、オープンソースのクオリティ問題を会議で平気に口にする姿勢は、見ていてとても痛々しい。 もちろん本人は自分に問題があるとはこれっぽっちも無いと思っているのが違和感の原因なのだが、果たして本当にこれで良いのだろうか? サーバー機材が壊れることを想定できていた方がより堅牢なのでは?オープンソースの仕様を全て把握出来ないなら、歯を食いしばってモジュールを作ればいいのでは? 少なくても、開発が面白いと思っているのであれば、それらを苦に思わないと考えてしまいます。

パスルのようなIoT

既存のオープンソースを組み合わせてサービスを作り上げる事に、エンジニアの価値観が見いだせるかどうかが未だに分からないのですが、プログラムはすでに既存のギアを組み合わせるだけである程度の要望を満たせるものが作れるようになっています。 IoTについても、電子工学が難しいハードウェアという概念からパズルを組み立てるようなPICに変貌してきています。 小学生ですら、センサーイベントを使って、スマホ連動機材を作れてしまう時代なので、こういった組み合わせという技術にエンジニアのモチベーションが見いだせるかどうか正直疑問です。

楽する事が目的

エンジニアの究極の目的は「楽をすること」だと常々思っているのですが、ゴールに行く工程で楽をするという事と組違えてはいけません。 そこは踏ん張るところでしょう・・・と思える場面も多々あるのですが、エンジニアたるもの、研究して爪痕を残したいと考えないものか、他人ごとながら心配でなりません。 しかし、逆に捉えると、そのマイノリティな間隔を持っている人こそが、本質を追求する必要のある人と考えられるので、こうして人を見る目を鍛えて生きたいと強く思いますね。

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