ニッチマーケットとセレブマーケット

2015年7月10日

マーケティング

一般的にマーケティングにおけるマーケットは、マジョリティマーケットをターゲットにして、統計的に売り上げを獲得するため、より母数が多い層に対して、アプローチするのだが、 世の中には、マイノリティマーケットとしての、ニッチマーケットが存在する。

ニッチマーケットの利点と欠点

このニッチマーケットは、世の中の大多数の人は、興味がない、または、知らない。 けれども、少なからず存在するそれを確実に欲しがるという層がターゲットだ。 今や大規模になりすぎているコミケなども、実はニッチマーケットである事は間違いない。 熱狂ファンに反して、未だにコミケという言葉さえ知らない人もいて、ましてや毛嫌いする人も少なくない。 でも、東京ドームや幕張メッセが満員になるくらいの盛況ぶりだ。 利点としては、不特定多数の万人にリーチする必要がないので、ユーザーエクスペリエンスをより特化した、マニアックな作りにもする事が可能だ。 乱暴な言い方をすると、uiが気にいる人だけ客になればいいという、比較的囲い込みができる。 欠点としては、原価に見合う売り上げを確保できるかどうかだ、ユーザビリティを偏ったものにすることで、新規顧客は獲得しずらくなる上、その商材を説明するのが難しくなるという面がある。

セレブマーケットに学ぶui

最近よく聞くセレブマーケットですが、これはニッチマーケットのターゲットを金持ちに絞り込んだものだ。 通常のニッチマーケットは、多少値段が高いという特徴があるが、セレブマーケットは、桁違いに高い商材が特徴だ。 もちろん、売れなければ全く意味がないが、数少ない買い手の一人でも買ってくれると、十分に利益がでるのが特徴だ。 ぼったくっているわけではなく、セレブ用に仕立て直している場合が多い。 一般商品に、金やダイヤをまぶして、リッチ仕様にするのがよくある手だが、高額でもニーズがある事は世の中の沢山ある事も改めて感じました。 例えば、今流行りの短期間肉体改造のスポーツジムなどは、スタート当初は金額設定が一般ではあり得ない金額だったため、セレブマーケットターゲットだったと思います。 確実に痩せられるという事と、ビフォーアフターの実績が、金を惜しまない層には、安いと感じたんでしょうね。 また、一般では全くいらない、お手伝いさんや、おかかえ運転手なども、セレブ御用達と言っても過言ではないでしょう。

F1層ターゲットの安定性

原宿が若者に人気の理由の一つに、F1層と言われる、20代より下の女性をターゲットにしている業界はとにかく成長市場だ。 それは、若い女性が金持ちというわけではなく、取り巻く男性や、可愛がっている親の世代が財布になっていることが多く、比較的層が広がりを持つ市場のため、このターゲットは硬いとも言われる。 もう一つの理由として、この層の情報共有がハンパないことから、F1層は、歩く広告塔とも考えられている。 あと、この層は、好みが似通っているのも作り手からして、絞り込みやすいんでしょうね。 若い女性とイメージすると、ピンクでキラキラしてて、華やかな花や、綺麗な女性、またはネコをあしらっていれば、ほぼ確実にてにしてもらえる。 さらに「かわいー」と言われるのが売れるおまじないのようだ。

金を持ってる人に人と情報が集まる世の中

勤めている会社が上場した時、すぐに電話が沢山かかってきて、投資運用や今後の方向性を取材のように聞き込まれた。 他人からの斡旋が嫌いなので全てお断りしたが、金という中心点に対して、人と情報が集まるイメージでした。 魅力ある人に集まるのではなく、金ですね。 ここで勘違いすると、失敗するんでしょうね。 逆に、人と情報を集めたければ、金を増やせばいいという事にも気がつきます。 人は生きるために金を稼がなくてはいけませんが、金のために生きるというのは方向性が余りにも違うと認識すべきですね。 綺麗事ばかりではないですが、作ってでも綺麗に生きたいものです。

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