雑誌の占いについて考える

2017年1月31日

日記

多くの雑誌には、最終ページ近くに「占いコーナー」なるものが掲載されているが、これを見て一喜一憂している事をスカした気持ちで見ている自分が少し寂しく感じた瞬間があった。 それは、自分の子供が学校が休みの時に自宅で雑誌をみて、占いコーナーで自分の星座占いに、良い事が書いてあったと喜んでいるのを見た時に、ココロの中で「そんなん適当に書かれた文章なのに・・・」 と考えていた自分に対して少し寂しさを覚えた。

当たるも八卦当たらぬも八卦

そもそも何故人は占いを信じてしまうのか?と考えると、お正月のおみくじで凶が出た人が、「縁起が悪いからもう一回引いてみる」と言って、再度おみくじを引いて大吉が出て喜んでいるのを見た時に、だったらはじめから「大吉」と書かれているおみくじを売ってあげればいいのに・・・と考えた。 しかし、どうやら、おみくじを買う人は皆、おみくじを購入するという行為を重要視しており、その結果書かれていることで一喜一憂し、もしそれが悪ければ再度TRYすることはOKという、なんとも都合のいいルールが存在するらしい。 こういうのって、神社側がそういうルールにしているとしたら、そもそも何故「凶」のおみくじを売るのか意味がわからないし、購入者側が言っているだけのルールであれば、非常におめでたい話である。

占いを求める気持ち

人間は未来に対しては期待よりも不安の割合の方が大きいようです。 未来に対して不安が無い状態というのは恐らくは無いのではないかとも思われます。 例えば、週末に楽しみにしている遊園地に行くことになっていた時に、不安よりも期待の方が大きいと思われますが、 「もしかしたら雨が降ったらどうしよう」とか、 「会社から呼び出しがかからないか」とか、 「一緒に行く友達は来てくれるか」などの様に、 非常に確率が低い不安を引っ張り出してくるものです。 もちろん、そんなことを一切考えないタイプの人もいますが、多くの場合がそういう未来に対する不安を解消する方法の一つとして「占い」や「おみくじ」があるのでしょう。 仮に天気予報で「週末は晴れる」と言っていたにも関わらず、雑誌の占い欄に「今週末は急な雨に注意」と書かれていたらどのように判断するだろう? 中にはもしかしたらと考えて出かける際にカバンの中に折りたたみ傘を入れる人ももしかしたらいるのではないでしょうか? これは、ある意味脳天気に過ごすよりもリスクをちゃんと考えられるという事で、有効な考え方かもしれませんが、なんとなく個人的にはアホらしい・・・と考えてしまいます。

占いを肯定できない理由

僕はどうしても占いを肯定できません。 だって、星占いは同じ月に生まれた人が同じ運命になる確率ってすごく低いはずだし、そもそも生年月日や名前、血液型という分類で占われる事自体がナンセンスとしか思えないからです。 そして血液型には、4パターンしか内容が無く、その4パターンもドラクエの職業ぐらい明確に性質が別れている為、意外とハズレの血液型はしんどい人生を送る事になるなんて考えられないですからね。 最近では、ブラハラっていうぐらい、会社の飲み会で血液型を言って引かれたり、その血液型が故に実際にはあり得ないレッテルを貼られてしまう事もよくあるようです。 そして、血液型占いは世界中でも、口に出して話をするのは日本人ぐらいだそうですね。 日本は海外のような宗教熱心な姿がないので、この辺でイーブンな感じもしなくもないですが・・・

他の星座の占いを見てみよう

雑誌の占いコーナーで自分以外の星座を見る人は限りなく少ないと思います。 仮に見る人がいたら、身近な人の星座ぐらいだと思いますが、この間少し時間があったので、他の月の占いを全て目を通してみました。 まずは自分の月の占いで、「月中に懐かしい人から連絡が入る」との事で、「ラッキーカラーは青」他にもいくつかの情報が書かれていましたが、まあ、当たるか外れるかは50%ぐらいの内容が書かれていると思われます。 そして他の月も、「友達と喧嘩してしまう」とか「無くしたものが見つかる」とか、1ヶ月あったら1回ぐらいありそうな事がズラズラと書かれていました。 そこで気がついたのは、多くの人が自分の星座しか見ないのだとすると、来月号では、その星座占いを1月ずつスライドしてしまえば、12ヶ月は被らずに1つのデータで回すことができるのではないかと考えてしまいました。 果たしてそうやって運用している占いサービスってどのくらいあるのでしょうか? もし気になる人がいたら雑誌のバックナンバーを見比べて調べてみましょう。

占いを信じる心は純粋

こんな記事を書いていてつくづく自分は非常にひねた心の持ち主であると考えてしまいました。 そして、占いを信じている娘の済んだ心に、こんな大人になってくれるなと、切に願いをこめた次第です。

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