Web開発現場における全体的にモチベーションを上げる方法 (1/3)「#1 組織論とチームの関わり方」

2017年2月21日

テクノロジー 開発 特集

PMや部門マネージャーに就任した時に一番最初にやるべき事はどういう事でしょうか? これは、Web開発現場に限った話ではなく、役職についた人がまず行うことは「チームビルディング」です。 自分の受け持ったチームを良くするも悪くするもビルディングできるかどうかにかかっています。 しかし、計算通りに行かない事は当たり前で、途中でつまずくメンバーはどんどんモチベーションが落ちていくし、 毎日マンネリ化する作業を短日ではなく、長期に渡って行っていくと、気分が滅入ってくるメンバーも少なくないのが手に取るように分かります。 こうしたエンジニア達のモチベーションを上げるにはどうすればいいか悩んでいるマネージャーさん達が多いのではないかと思い、僕なりの考えをまとめてみたので、是非参考にしてもらえることがあれば、使ってみてください。

組織論とビジョンメイキング

多くの会社が創業者の掲げる経営理念に基いて会社内のビジョンを表していますが、ここに納得感が生まれないと会社に帰属する従業員にとっては仕事をする上での方向性を見失うことになります。 自分の卒業した学校の校歌って覚えていますか? 卒業して間もない人たちは覚えている人も多いでしょうか、僕は学校を卒業してそれよりも長い期間社会にでていた年齢なので、この間の同窓会ですっかり忘れていた自分に気が付きました。 でも、ちゃんと覚えていた同級生もいたということで、校歌をちゃんと歌詞も含めて当時から認識できていた人を心からリスペクトしました。

ビジョンの軽視する文化と重視する組織

働きがいのある会社にランクインされる会社はそのほとんどが、ビジョンメイキングがしっかりされていて、会社の行っている活動、販売している商品、従業員のあるべき姿が全てリンクしています。 そして全員がこのビジョンに対する納得感とそれを信じて動けば必ず物事が成功することを体感しています。 「どうせこんなことをしても・・・」と考えているようでは会社の従業員のモチベーションが上がるはずもありません。 こうしたビジョンの構築を理論立てて行うことは、従業員の基本モチベーションの構築であるとも言えるようですね。

目標と達成とリスペクトの文化

営業部門で毎月売上達成を祝うイベントが行われる風景が珍しくない会社も少なくないと思いますが、開発部門って祝うポイントを設けている組織はあまり多くないかもしれません。 開発していたプロジェクトが一段落終えた時に、飲み会を開くという程度はやっているかもしれませんが、忙しさMAXの会社で案件が大量に存在する会社では、チームメンバー以外の足並みが揃わず、全員でお祝いができるタイミングが無いという残念な結果になっている会社も少なくないようです。 プロジェクト終了と終えた時の成果をちゃんとポイント管理できていて、達成できていれば、会社全体で祝う姿勢を持つことで、開発メンバーも忙しい中一生懸命行ってきた苦労が報われる瞬間で、それまでのストレスが開放される区切りになるという訳です。

組織とチームと個人のモチベーション管理法

ここでのポイントは、チームの目標がちゃんと設定されていて、会社全体でその目標が達成されたら、「成功」という認識を持つことと、成功した場合に会社にとってどのくらいのベネフィットがあるかを周知する事が重要です。 これがあることによって達成した時に、他の部門やセクションも、他人事として見るのではなく、会社にちゃんと貢献できているという味方で心からお祝いしてもらえるというおみやげが付いてきます。 多くの開発エンジニアは、モチベーションが落ちてくると分かりやすく仕事に影響してきます。
・病気をしがちになり、会社を休みがちになる。 ・朝、気分が乗らないため、起きるタイミングが遅くなる(遅刻しがちになる) ・モチベーションが上がっていないと社内の会話も減り、必要最低限の人としかコミュニケーションを取らなくなる
こうしたエンジニアの特性も、会社全体からお祝いされる事で、自分の行ってきた作業を全て正当化することができ、今回の反省点を次回に活かすようなモチベーションに変換することもできます。 こうしたモチベーション管理が下手くそな会社は、落ちたモチベーションを復活させることに一喜一憂するのみで、最悪なのは給料を上げるという手段を取る企業もあります。 お金で解決してしまうと、間違いなくその結末はBadエンディングに向かっていくでしょう。

どんな新人でもリスペクトでき、祝う事はある

多くの組織は身内主義になりがちな体質なのですが、受け入れ体制や外に向けたおもてなし体質がしっかりしている組織であれば、従業員のモチベーションは健全である率が高いようです。 「社内はよそと違うから・・・」というセリフが横行し、社内のルールが正当化され、社外ルールを持って入ってくる転職者や新規入社の人たちを教育する組織は、従業員の不満が起きやすい体質である事を理解しましょう。 イケてる組織は、外の文化の良いところをいかに自分の内部に取り込めるかを柔軟に考え、すぐに実践できる体制を持っている組織です。 そして、新人であれば、組織に染まっていない貴重な存在でもあり、その人達の感性を120%引き出すことができれば、組織もかなり大きく成長することが可能であると言えます。

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