[Books] 「できる研究者の論文生産術」は研究者以外でもためになる

2017年5月24日

レビュー

会社で研究所という部署に配属したが、研究所って何をしたらいいか実はあんまりよく分からない。 WEBエンジニアとして開発は好き、商品を作って売れるように仕組みを作るのも好き。 技術の研究や調査をするのも好きだが、研究者って、白衣を来ている印象しかない。 ヤバイ、論文なんて書けない・・・書いたこと無い・・・という事で、この本を購入。

評価ポイント

★★★★☆
満点ではないのは、研究員向けに書かれている本なんだが、前半が、論文を書かない人へのディスりが本音なのだろうが、少しイヤミっぽく聞こえるので、序盤筆者を少し疑いながら読んでしまった。 でも、そんな中で、著者の人も苦労しながら論文を書く事を身に着けた経験や、中盤のテクニックなどは本当に参考になるので、2度、3度ぐらい読み返すと思うなあ。 ブログは死ぬまで続けようと思っているんだが、1年後にまたこの本を読んでみようと思って、カレンダーに登録しておいた。

物書きの人は読むべき

毎日ブログ更新をしている自分としては、物書きのモチベーションが非常に参考になった。 仕事のアウトプット、特にエンジニアの成果を発表するという形は、この本に通じるものがあると確信できた。 会社で面接をする立場のため、ここ数年エンジニアは沢山見てきた。その中でブログを書いているという人はほんの一握りしかいなかった。 もちろん、書いているが、毎日書いていると言うのは、片手で足りるぐらいしかいなかった・・・ まあ普通はそんなもんだよな・・・と思っていたんだが、この本を読んで、毎日アウトプットする素晴らしさを改めて教えられた。

本にかかれているポイント

要するに毎日の習慣 心構えで甘えは禁物 他の人とのコミュニケーション
後半は、研究開発員の収入源である、助成金や、書籍執筆の印税などの話は、研究員という職業以外にはあまり関係がないですが、こうした努力をしているという事がよくわかります。 また、この本で一番驚いたことは、研究をする工程の話が一切かかれていません。 アウトプットする内容はもちろん、自分で行った研究なのですが、それはできて当たり前という、かなり論文生産の実践に沿った内容になっています。

この本をオススメしたい人達

・個人でブログを書いているが、目標にしていた定期的な日程で書けていない人 ・やることが複数存在した時に、自分の好きな事から初めてしまい、結果、スケジュールがルーズになりがちな人 ・アウトプットを意識したい人
僕もブログを始めた時は毎日かけず、書く内容も毎日困っていたのだが、ある時からネタを考えること自体が面白く考えられるようになって、 SNSと連動した時に、読んでくれた人からフィードバックをもらって、内容が面白かったとか、参考になったとか、困ってて助かった、という内容だったので 俄然やる気が出てきました。 こういう経験ができるか出来ないかは、ブログを書き続けられるかどうかだと気がついた瞬間でした。 これからブログをはじめる人は始める前にこの本を読んでもいいし、書くことに困ったときに読んでもいいし、どんなタイミングでも面白いと思ったらブログを続けられる証拠かもしれませんね。

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