一筋縄でいかないインフラ環境設備設定

2017年8月27日

テクノロジー トラブル 日記

世界中でインフラ障害や、大規模なサイバーテロによる各種ネットワーク不具合は、さほど珍しくもなくなりましたが、こうした障害は対岸の火事である場合は、笑って済ませられますが、いざ自分の身に降り掛かってくると、どんなに小さな障害でも、嫌なものです。 先日、思い立って会社を発足した際に、電話回線も含め、事務所(自宅)のインターネット回線もアップグレードした際に起きたインフラ障害についてメモをしておきたいと思います。 本件は、特有の事象でしか発生しないので、絵空事のように思われるかもしれないが、実際に発生した事実なので、その点を踏まえて見ていただきたい。

事の発端

僕の立ち上げた会社は、従業員が僕一人なので、事務所をまずは自宅で行う事にした。 ただ、自宅での事務所と言っても、会社として固定電話での受け付けも必要になるので、NTTに相談したところ、電話番号をもう一回線追加してもらうサービスを教えてもらった。 そして、NTTの方に電話越しに「インターネット回線も最新のモノに変更しますか?」という質問に、今まで使っていた光インターネットよりさらに上の「ギガファミリー」というサービスがある事を初めて知った。(2017年8月現在) というより、今まで固定IPを無料で付与してくれるプロバイダーだったため、あまりサービスを変更しないほうがいいと思って、こうしたサービスなどは敢えて調べもしなかった。 そして今まで利用していた某プロバイダに連絡したところ、ギガファミリーに対応したプランが存在し、且つ、固定IPサービスも提供できるとの事を知ったので、この際なのでインフラ切り替えを行って、快適な環境作りを行うことにした。 僕が固定IPに拘っている理由は、インターネットサービス(主にブログ)を、自宅サーバーで発信していたので、オンプレ環境が自宅に存在していたんですね。 今回の切り替えは、少し大掛かりになると思って実際の切り替え工事までの間に宅外サーバーとしてVPSの契約もしておいた。 VPS検証「NTTPC – WebARENA」の無料テストで公開サーバー品質テスト そして実際のプロバイダのプラン変更作業時に問題が発覚しました。 プロバイダの切り替え作業はNTTの切り替え工事の前に完了していて、ログインIDが変わる旨の報告をメールで頂いていた。 しかし、実際にNTTの工事が終わってルータの設定を行い、プロバイダのIDをセットしてみたところ・・・
繋がらない・・・
事前にVPSで公開サーバーを外出ししていたからよかったものの、ただ、自宅のインフラ回線が死んでしまっては仕事に支障がでる。 プロバイダーのサポートに連絡した所、設定は問題なく完了しているし、こちらの環境設定は知らんとばかりの返答。 そして、こちらでnetstatやpingなど駆使した情報を定時し、調査してもらったところ、原因が発覚。 町田市在住の僕の地域はNTTの管轄で「神奈川エリア」と「東京エリア」があり、固定IPのアドレス制限をかけているものがエリア外になっている可能性が高い、とのこと。
知らんがな・・・
そして少し複雑な事に2年前に町田の自宅エリアで住所の区画整理が行われていた事が原因で、プロバイダに登録されていた住所が古い住所のままで、NTTとの連携ができていなかったとの事だったらしい。 正直、ここまでは読めなかった・・・orz

解決までの道のりとプロバイダのお役所仕事

一番ビックリした対応としては、「東京エリア」と「神奈川エリア」が原因のようなのだが、うちの自宅がどちらのエリアなのかをNTTに確認しないといけないというのを金曜日の17時半に連絡いただいた。 まず、NTTのサポート連絡は17時で打ち切り、次の再開はよく月曜日なので、ここからまる2日は何も動作しない事になる。 でも、よく考えたら、「東京エリア」と「神奈川エリア」の設定が間違いで今現在が「東京エリア」なんだったら、「神奈川エリア」に切り替えればいいだけの事。
NTTに確認するまでもない・・・
その旨プロバイダーのサポートに伝えると、バツが悪そうに、「確かに・・・」という声が聞こえた・・・ 少し待って再度連絡が来て、「その方向で作業します」との説明があり、切り替え作業が行われると思いきや、ここから更に1週間待つことになることをこの時点で知る。 正直、固定IPの切り替え作業って、さほど大した作業でも無いことはエンジニアであれば創造がつくのだが、「どうしても1週間前後かかる」とのサポートの一点張り返答。 プロバイダー側のミスは明確なのに、その場での修正作業ではなく、お決まりの工程での作業を言い渡され、 あまりのお役所返答に、「プロバイダー変更しようか・・・」とまで考えたが、長年使ってきて愛着のあるプロバイダのため、ここはひとつ我慢してあげることにした。

ようやく作業完了

もうひとつ気になる点があるのだが、僕の使っているプロバイダは、アクセスIDが連番で発行されているらしく、今回通常アクセス(固定IPでないアクセス)でのIDは
hoge1599**
だったのに対して、1週間のブランクをつけた固定IPのアクセスIDは
hoge1601**
このID値の関係を見たところ、変更で新たなIDが割り振られたのが、「1599番」、そして1週間経ってから申し込んだ固定IPで発行されたIDが「1601番」 おそらく、このプロバイダの顧客(発行ID)は1600アカウント存在することが分かり、1週間のブランクで僕以外に最大でも1名しか新規にIDは発行がされていない事がわかる。 まあ、無名なプロバイダなので、別にいいのだが、さらに1週間後に正式なIDが届いた時に
hoge1603**
だったので、僕のヨミはあながち外れていないとも考えられる。 そこから考えられる事は、そのユーザー数に対して、設定ごときに1週間も時間を要する仕事スピードはいかがなものか・・・ 改めて、インフラ障害って、当の本人でないと焦りも苛立ちも感じないものなのだと言うことがよくわかりました。

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