不平不満は自分の乗り越えるべき壁

2017年7月11日

ビジネス マインド 日記

会社では、4月のタイミングで、給与査定と組織変更が行われる場合が世の中では多いようです。 会社にとって大切な3要素である「ヒト・カネ・モノ」の「ヒト」に当たる部分は、ないがしろにしてはいけないので、査定と組織見直しという流れを定期的に行っていると思われます。 でも、今まで2社の上場会社に努めてきて、その組織変更のタイミングで、僕の周辺にいる従業員たちはみんな、
「今回の組織変更失敗だよね・・・」
と言っているのをよく聞いた事を覚えています。 組織の見直しって何故毎回こういう従業員の意識を招いてしまうんでしょうか? あっ、もちろん、成功している会社もたくさんあると思いますが、僕の経験してきた組織においての話です。 そして、そうした会社の人は、是非この事実を受け止めてみてはいかがでしょうか?

不平と考える思考性

会社の裏情報を聞きたければ「タバコ部屋」に行け! と聞いたのは、すごく昔の話ですが、タバコを吸っている同僚が、いつものように一服して帰ってきた時に、ニヤニヤしながら、「面白い話を聞いた」と言っていたので、詳細を聞いてみると・・・ まず、「誰にも言うなよ」という前置きがあり、その時の次のタイミングで行われる会社の人事変更の内容をタバコ部屋で聞いたとのことでした。 こうした情報は、どうやらタバコを吸いながら、管理部門か、経営幹部の誰かが、面白おかしく、話をしているに違いないと確信できたのですが、その時に「タバコ部屋に行くと、こういう話が聞けるメリットがある。」と言いながら、タバコを吸っている事での非健康アピールを挽回しようとしていたのを思い出した。 ただ、この時に、誰が言ったのかは知らないが、会社内の役職者で「誰がどの位の年俸」という情報もセットで動いていた。 これを聞いた一般従業員の人達は「あの役に立っていない人がその金額もらっているのは納得いかない」という風に言っていたのも思い出しました。 年功序列として、年齢給与の感覚であれば、もしかするともっと納得感があるのかもしれないが、能力給が多い開発部門などは、部下から見てスキルの無いようにしか見えない上司の給与を知ってしまうと、とんでもなく不公平感が増してしまうという事は手に取るように分かります。 ここでは、タバコ部屋という特殊な環境と、会社の上層部の役職者がおしゃべりクソ野郎だったという事と、「誰にも言うなよ」という意味のない慣用句がそろうと、会社全体に広まる情報源に成ることがよくわかり、それらが不平を生むメカニズムであることもよく理解できました。

ちっぽけな不満

不平を感じた従業員は、次に不満を感じるわけですが、会社内で不満を感じると多くの従業員は「転職」を考え始めます。 45歳を過ぎてから、20代30台の若者から、「転職相談」を個人的に受けるようになり、その多くの理由として、
会社全体の不満 同じチームの上司への不満 今やっている仕事に面白みが無いという不満
が原因と言っています。 先程不平を感じる、他人の待遇も、この中に多く含まれているのですが、実は人が組織に定着するか、脱退するかは、その組織内にいる自分ではない他人とのコンフリクトによってどちらかに決まってしまうようです。 他にも色々な理由があると思いますが、僕の感覚では、家庭での事情を除けば、ほぼ100%に近い状態で、会社を辞める理由は「ヒト」であると言えると思います。 「あの部長のいる部署に所属しているから、会社が続けられる」 「あの課長の下では絶対に働きたくない」 「同僚の◯◯は鼻につくので気に入らない」 という風に、人が組織を去る原因は、ほぼ人が原因だと分かります。 逆に、人が定着するのも人による影響力があるからとも言えるので、入れ替わりの激しい組織は、魅力的ではない人が点在しているという視点で、組織変更を行うと、もしかすると人材流出率は抑えられるかもしれませんね。 その時にガンとなっている人物は、社長も含め、会社上層部に多いというのも、僕個人的に掴んでいる特徴でもあります。

満たされている現代の日本人

今回僕が言いたかった内容としては、こうした人に対する不満というのは実は小さな不平不満でしか無いのではないかと考えたからであり、 この不満を乗り越えた人は、少なからず「成長」できているという事も今までの経験から考えられます。 同じチーム内で気に入らない人がいる場合、その人もあなたの事を良く思っていない事は明確です。 ここで、その人と一線を超えて仲良くなるという強者がいたとしたら、その人のスキルは常人のコミュニケーション能力を遥かに上回っていると思いませんか? 全てがそういう風にできるとは言えませんが、コミュニケーションで感じる不平不満は、乗り越えることが出来るという事実を知ることと、それを乗り越えた先に自分のスキルアップが存在するという事を認識すれば、少しは前向きに取り組めるのではないかと考えました。 僕が個人的に前向きに慣れたもう一つの要因としては、
同じように考えている人は周囲にたくさんいる。
という事です。 ここで芽生えた仲間意識も半端なく結束力が高いのですが、そういう事も含めて、コミュニケーション能力高めてみてはいかがでしょうか? 今まで感じていた不平不満が取り払われるかもしれませんよ。

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