日本とアメリカの訴訟の違いから見えた効率法

2019年5月11日

日記

弁護士キャラクターのテレビドラマがめっちゃ増えてきました。 日本でもアメリカでも、訴訟はドラマになりやすい題材でもあるという事がわかります。 もちろん、フィクションの部分が強く現れますが、日本とアメリカの訴訟ルールの違いでその国の特性もよく分かります。 まず、日本の訴訟は非常に時間がかかるというのが世間一般的な認識でありますが、数年掛かる訴訟もザラにあります。 凶悪な殺人犯であったとしたら、訴訟の期間は、なんだか無駄に感じますよね。 歴史的に悪名を残した、あの有名なO真理教なんかは、1988年に犯罪が発覚してから、判決が完了したのが2011年という期間なのだから、23年も掛かっていることがわかります。 1つだけの事件じゃなく、非常に沢山の事件の判決と、関わった人物が多かった事も期間が長引いた原因でもありますが、とにかく訴訟は長い(もちろんすぐに結果がでるものもありますが) もちろん、民事と刑事でも違うし、アメリカでも長く掛かっている訴訟はたくさんあるようです。

日本とアメリカの訴訟の違い

専門家ではない僕が知っているレベルで日本とアメリカの訴訟の違いで一番大きなモノは、「証拠の事前提出」ではないでしょうか? アメリカでは、裁判の時に、証拠となるものは事前に届けて置かなければいけないというルールがありますが、日本ではそうしたルールはないそうです。(違っていたらご指摘ください) アメリカのドラマなどを見ていても、証拠集めをするが、提出がされているかどうかでのかけひきがストーリーに組み込まれていて、最初はそのルールを知らなかった僕としては、なんのこっちゃ分からない状態でした。 このルールの根拠は、相互に集めた証拠を事前に持ち寄って、裁判事態を迅速に進めようとする意図がよく分かります。 一方日本は、こうしたルールが無いため、非常にモタモタする傾向があることを、知り合いの弁護士などがよく愚痴っているのを耳にします。

弁護士の質

真っ黒な被告であっても、無罪にできてしまう弁護士が優秀というのはいかがなものかと思いますが、逆転ホームランを打てるという技術は優れていると考えてもいいかもしれませんね。 正義か悪かというよりは、目の前の被告を弁護するというのが仕事である以上、弁護士は仕事に対して忠実にならなければならないようです。 普通の会社であれば、正義感たっぷりの若造が、粋がって持論を述べるところを、弁護士という仕事は非常に大変であることが伺えますね。

会議の質

実はこの記事を書いた理由はこの章にあるのですが、どの会社も会議をたくさん行なう傾向があるようですが、多くの従業員がそれらの会議を「無駄である」と考えているようです。 とある雑誌社の調べた調査で、会社の会議を無駄に感じる割合は23.3%ほどもあるようです。 4分の1が会議が無駄に感じているって、テレビ視聴率で考えたら超高視聴率番組ですよね。 優良な会議は、全員が納得の行く着地で、ダラダラせず、ノロノロせず、モタモタしない会議なのだと思いますが、会議でもっとも苛つくのは、会議に対しての事前準備が全くされていない会議が横行しているという点ではないでしょうか? アメリカの訴訟で証拠を事前に提出するのと同様に、会議の資料を事前に全員に配布しておくことで、会議が始まってから読み合わせをして、くだらない誤字脱字をその場で指摘し始めるような会議をしている会社は、非常に生産性の低い会社と考えてもおかしくはないでしょう。 会議では、即決するぐらいの感覚で、どうしても資料を事前に読んだだけではわからなかった事も、事前に質問をして疑問を解消するぐらいの内容にするのが効率的と言えるでしょう。 会議は全員が集まって何かを一緒に全員で考えるという幼稚園のお遊戯レベルの会議が、世の中になんと多いことでしょう。 この記事を見て耳が痛くなった人は、人の先を行く会議思考を考えてみてはいかがでしょうか? 個人的にはそうした会議に参加した時の非常に苦痛とも言える無駄な時間を人生から無くしたいので、事前準備の無い会議は御免こうむりたいと、素直に言うようにしています。

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