物事に取り組む時に一段高いレイヤー視点で取り組むと愚痴を言わなくなる話

2018年12月2日

学習 日記

とある会社のコンサルティングをしている時に、従業員の思考レベルが非常に低い事が気になりました。 口を開けば、別部門の愚痴を言い、話をすると、前向きな話が何一つ出てきません。 同じ仕事をしても思考レベルが低い人と高い人では、成果も取り組み姿勢もまるで違ってくると考えられるので、その会社には少し厳しめに対応するようにしました。 愚痴を言う事自体がレベルが低いのではなく、愚痴ってる暇があれば、他に考える事は多分にあるし、そもそも部外者に会社の愚痴を言う思考が非常にレベルの低さを感じられたので、こうした組織についての分析も込めて、記事を書いて見ました。

物事への取り組み姿勢について

仕事で何かに取り組むときに、「当事者意識」と「部外者意識」の大きく2つの意識に分けられる。 誰かに言われた作業を行う時は、自分が主体的に行なっている作業ではなく、その作業により、自分が利益を得られないという思考が先立ち、「部外者意識」になりがちで、言われたこと以外はやらなくなる傾向がある。 また、自分が発起人になり、その仕事の責任を自分がおわなければならない時に人は、「当事者意識」が高く芽生える。 仕事の主導権を握るチームメンバーとして行動する時においても、リーダーは当事者意識が高く、メンバーは部外者意識が強くなるチームも以外と少なくない。 そのチームの外から見てると、チーム内はすべての人が当事者であるにも関わらず、何故にこうした意識の差が生まれてくるのだろうか?

リーダーの役割

リーダーやマネージャーという役職を持っている人は、部外者意識は持ちにくいが、要するに人は、その作業において、自分にどれぐらいのメリットがあるかという利己視点において、自分は該当者でいた方がいいのか、当事者でいた方がいいかを計算していると考えられる。 責任を負わなければいけない役職者が、当事者意識を持つことは当たり前なんですね。 ここで、メンバーの当事者意識を高くするかどうかは、チームリーダーの素質に委ねられることが多く、優秀なリーダーに属するメンバーは、非常に高いモチベーションを持って仕事に取り組むことができ、満足度も高くなる一方、 低いモチベーションで取り組まれた作業は、満足度は高くなりにくいという事は容易に想像できるが、この2つは大きな差が生まれていることに注目してもらいたい。 同じ作業をしている2つのチームがあった場合、リーダー次第で、モチベーションも満足度も変わってくるという事がよくわかる。

一段上のレイヤー思考とは

作業思考のレイヤーとは、作業を人から振られた時に、
「その仕事が何故やる必要があるのか?」 「言われたほかにやらなければいけないことはないのか?」 「このままだと発生する問題はないか?」
などの思考するレベルの事。 言われた事を言われた通りやるとい合うレベルではなく、クオリティ高く、ミスがなく、行き届いた成果につながるという事。 結果的に同じ成果に周囲から見られたとしても、行き届いた成果は、その後のトラブル回避など、見えない恩恵を数多く受けることができる。 では、作業思考のレイヤーを上げるために何をすればいいのだろうか? セオリーとしては、レベルの高い人と、過ごすことで、自分に足りない視点を学ぶことが出来ます。 その他にも、物事に失敗した経験のある人は、思考レイヤーが高くなる傾向もあり、失敗というネガティブ要素も悪くないと考えてみるのもいいかもしれません。 人よりも何かに気がつく事ができるレベルが高い人は、自ずと物事に対する思考も高くなるため、「気づきのレベル」を上げるという事が思考レイヤーを高く持っていくいい手段であるとも考えられます。

気付きのレベルは簡単に向上できる

人の事はよく気付く人がいる自分のことには全く気がつけない人がいます。 気づきレベルの低い人は常にイライラしている人が多く、心理的に気がつけない環境にしているだけにすぎません。 電車で座席に座っている時に、スマホに夢中になっていて、目の前に立っている老人に気がつかない人がいるようですが、隣の人が、老人に席を譲った時に、それを見てどのように感じるでしょうか? おそらく、何が正義で自分が本来どうするべきだったかをほんの少しでも後悔するのではないでしょうか? 後悔すら感じない人もいるかもしれませんが、気づきとは、周囲の目を自分の中に持つ能力とも言えます。 このレベルの高い人は、周囲からかなり上質に見られる事ができ、自分の周辺にそうした見られ方ができると、人生は向上する傾向がある事は、誰が考えてもよく分かる事でしょう。 気付きのレベルを上げたければ、いろいろな電車の席を譲れなかった自分に対して後悔できる思考を持つ事でしょう。 人から見て自分はどうなるべきかを考えると、自ずと何をするべきか、どんな考え方でいるべきか、答えはさほど多い分岐はないでしょう。 もちろん、周囲の何でも話せる人から、自分に対してそうした助言をもらえるだけでもありがたいもので、素直にそれを受け入れる事ができるだけで、気付きのの能力は向上させる事ができるでしょう。

レベルの高い思考からは愚痴は生まれない

世代が違う人達がコミュニケーションを取っていると、「ジェネレーションギャップ」に行き当たる事があります。 「最近の若いものは・・・」とか、「自分の昔は・・・」というようなセリフを言いがちな年配者は、まだまだ思考レベルが低いと判断できます。 一方、昔からの習わしなどが理解できない若年者においても、無条件に否定したり、めんどくささを交わしがちな人がいますが、今後成長していく為の大きな壁になってしまうことでしょう。 同じチームで働く人同士で協力も助け合いもできないチームは、特定の人だけがレベルが低いのではなく、チーム全体のレベルが低いと考えるのが一般できです。 これは会社という組織においても同じ事がいえますが、無条件に、組織メンバーを受け入れるというだけでなく、議論するというコミュニケーションすら行えていない為の結果でしょう。 レベルの高いチームから愚痴が生まれないのではなく、愚痴などを言わない思考のチームがレベルが高いとも言えますけどね・・・

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