仕事で疲れたと感じがちな人のストレスの溜まらない思考法

2017年10月2日

マインド 学習

会社で仕事をしていると、いつも忙しそうにしている人がいます。 そういう人は、他の人から色々な頼まれごとをされて、「忙しい」を口癖に常に動いている印象ですが、同時に生き生きしている印象もあります。 一方、毎日定時出社の会社で遅刻しがちな人は、遅れてきたにも関わらず非常に疲れた表情をしている人がいます。 寝坊で遅れてきたのであれば、他の人よりも寝ているのではないかと考えたくもなりますが、もしかしたら夜更かししてしまったのかも・・・ でもそれも自己責任なので、遅刻に関しては何の救いもありません。

仕事をストレスに感じる文化

冒頭書いた「忙しい」を口癖にしている人は、大きく2つのパターンがあり、忙しさを喜んでいる人と、忙しさでストレスを感じている人です。 この差はとてつもなく大きく、忙しさを楽しんでいる人は、仕事をこなすのもスピードが早く、機転が利き、人からどんどん仕事を頼まれてしまいます。 でも、人間て人から頼まれる事に対して悪い気分ではないので、「仕方ないな〜」と言いながら、忙しく仕事しているタイプです。 一方、忙しさに対してストレスを感じてしまう人は、自分が忙しいという環境にいることをネガティブに感じてしまいます。 そうした環境が続くと、仕事をする環境全体に対して、居るだけでストレスを感じてしまうようになります。 これは、不思議と伝染病のように、人に感染していく傾向もあるので、会社の中の従業員が「忙しい」を口癖になり始めたら、要注意ですね。

残業すると病気になる

ニュースでも話題ですが、会社員が残業過多で、過労死したり、自殺をしてしまうという件ですが、まるで仕事をすると死に関わる病気になってしまうような印象も受けかねません。 果たして仕事で病気になる「過労死」ってなんなのでしょうか? もちろん色々な考え方がありますが、仕事をする時に休憩を取ることが労働基準法にも書かれていますが、
第四章 労働時間、休憩、休日及び年次有給休暇 (労働時間) 第三十二条  使用者は、労働者に、休憩時間を除き一週間について四十時間を超えて、労働させてはならない。 ○2  使用者は、一週間の各日については、労働者に、休憩時間を除き一日について八時間を超えて、労働させてはならない。
(休憩) 第三十四条  使用者は、労働時間が六時間を超える場合においては少くとも四十五分、八時間を超える場合においては少くとも一時間の休憩時間を労働時間の途中に与えなければならない。 ○2  前項の休憩時間は、一斉に与えなければならない。ただし、当該事業場に、労働者の過半数で組織する労働組合がある場合においてはその労働組合、労働者の過半数で組織する労働組合がない場合においては労働者の過半数を代表する者との書面による協定があるときは、この限りでない。 ○3  使用者は、第一項の休憩時間を自由に利用させなければならない。
この辺の記述が仕事をする時間と休憩について書かれているのですが、1日に8時間労働というのが一般的な常識になっていて、それを超える場合は「残業」という認識ですよね。 8時間以上働くと、なんだか疲れるし、働きすぎっていう認識が日本人には定着しすぎているように感じます。 もっというと、残業をいっぱいするとストレスが溜まって、過労死に繋がるのでは・・・と考えてしまいがちです。 もちろん、過酷な仕事を長時間やっていると、ストレスが溜まって、精神疾患に繋がることはわかりますが、残業をする事と病気になることを結びつけてしまう傾向があるのが、如何なものかと感じてしまいますね。

忙しい会社はブラック企業なのか?

会社の運営を従業員に任せっきりにして、仕事の効率も従業員が考えて行っている会社は、裁量を任せられていて、従業員としてやり甲斐を感じるでしょうか? それとも、仕事のやり方などを従業員が考えるという事をストレスに感じている人も多いのではないでしょうか? 正直に言うと「言われたことだけをやっている方が楽でいい」という考え方ですね。 怠惰に聞こえるこの考え方ですが、決して悪いわけではなく、人の本音ってこういう事で、しっかりこうした本音をキャッチアップできている組織は、仕事のストレスが感じにくいケースが多いようです。 そして、従業員がみな忙しい会社は、会社の仕事をする仕組みを、経営者がきちんと構築できていないからなのです。 仕事の失敗を従業員の責任にする事があれば、その会社のスタンスを疑ってみてもいいかもしれません。 ブラック企業というのは、会社の考え方において、責任放棄をしているかどうかという軸で考えてみましょう。 残業が多くても、従業員の事を考えられている企業はブラック企業ではありませんよ。

やる気の出る環境について

最終的に、仕事でストレスを感じるのは、本人の考え方が大きな部分を占めてきます。 自分がやりたくもない仕事を永遠やらされるのは、誰でもストレスを感じるはずですが、給料や名誉などの、何かしら高い見返りがあれば、それに対してやる気が出ることもあります。 仕事というのは、やりたい事をやってお金がもらえれば、そんな幸せなことは無いでしょう。 しかし、そういう環境を手にできる人はごく一部の人に限られてしまいます。 自分がやっている仕事とその内容を好きになれるかどうかを、改めて考えてみましょう。 ストレスを抱え込みたくない人で、今やっている仕事がどうしても好きになれない人は、向いていないと自覚するべきです。 多くの場合、会社で仕事をしている内容で、「好きな部分」と「好きではない部分」があり、何かしらのメリットとストレスを感じていますが、そのバランスを比率で考えて、割に合わないと感じたら、その仕事は続けるべきではありません。 何故なら、その仕事を続けていくと、自分がストレスを感じるだけではなく、会社側でも、気持ちの入らない従業員に対して給料を払い続けていくことになるため、誰も得をしない構造になってしまいます。 やる気がでないのは、自分次第なので、会社の責任と考えるのではなく、やる気が出ない人はどんどん転職すべきだと思いますね。 そして、自分のやり甲斐のでる仕事に出会えた時に、その人も、仕事も、誰もが幸せになる環境になります。 そもそも、「自分が何をやりたいかが、分からない」という人も多い世の中ですが、過労よりも、情報過多を心配した方がいいのかもしれません。

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