やるやる詐欺

2018年12月24日

コミュニケーション 日記

毎年うなぎ登りに被害額が伸びている「オレオレ詐欺」ですが、ニュースなどで報道され、減らない事実に大問題になっていますが、ビジネス現場でも笑いにならない程度に被害が広がっている「やるやる詐欺」というモノがあります。 会社で後輩が、「自分が責任をもってやっておきます」と言っていながら、1ヶ月経っても何も進捗が無い時に「やるやる詐欺」としていじってきましたが、この単語すでにwikipediaに存在していました。 https://ja.wikipedia.org/wiki/やるやる詐欺 もともとは、政治家が選挙の時に言ってたマニフェストをやらなかった時にヤジって言ってた言葉だったんですね。 「有言実行」は格好いいけど、「有言無実行」は確かに社会人としては恥ずかしいですね。 でも本当に恥ずかしいのは「無限無実行」なんですけどね。

やるやる詐欺しちゃう人の特徴

仕事の忙しさに関する「8:2の法則」はご存知でしょうか? 会社の売り上げの8割は、全従業員の2割の人が稼いでいるというどこの会社でもなんとなくある法則ですが、 さらに、その2割の優秀社員の8割が予定していない頼まれごとの仕事であるという事実もあるようです。 こうした優秀社員がいる会社は、どうしてもその優秀社員に頼りきってしまう体質になっており、その社員が退社してしまうと、とんでもない痛手を食らってしまうんですが、実際にその時が来るまで会社の経営者は重い腰を上げないというお寒い状態になってしまっているケースが多いようです。 確かに会社には、「あの人頼れる〜」とか「あの人いなくなったら会社潰れるよ」と言われている人がいるケースが多いでしょう。 やるやる詐欺をやるタイプの人は、こうした優秀タイプではなく、それに憧れているタイプの人に多い傾向があるようです。 会社で面白くも無い会議を一刻も早く終わらせるために「やっときます」と言ってしまったり、無理に企画を通したいがために「やります」と言い切ってしまったりすると、 それをやる勝算もたっていないがために、実際はやると言っておきながらやらない現実になってしまいます。

忙しい人は要注意

また、仕事で忙しいと言っているタイプの人も要注意です。 毎日、何かに追われるように仕事をこなしていて、見るからに忙しい人っていませんか? その人は仕事ができるタイプの人なのかもしれませんが、注意すべきは「忘れっぽい人」です。 やると言っておきながら「忘れてた」と平気で言ってしまう様な人です。 このタイプは、実は周囲から信頼が得られにくく、仕事はできるかもしれないが、話をしてもどうせ忘れられるだろうと思われてしまい、適当に扱われてしまう傾向があります。 何がいけないのかというと、
・メモを取らない ・忘れないための工夫をしていない ・他の人との約束を軽視している
こうした点が劣っている為に自分では気がつかないところで自分の評価を下げてしまっているんですね。

誰でもやるやる詐欺は知らぬうちにやっている

正月に1年の豊富として、今年一年達成する目標を立てる人も多いと思いますが、僕の周囲でそれを達成できたという人は皆無であると言ってもいいでしょう。 忘年会などで、それぞれが今年の年初に自分で決めた目標を達成できなかったとして、自虐ネタで笑いを取ろうとしますが、他人が聞いても何も笑えないそんなネタに対して、笑いポイントがずれているとしか思えませんよね? そもそも、自己目標が高すぎる人、低すぎる人というレベルもありますが、自分に対して立てた目標ですら達成できない人って、他人との約束を忠実に守れるのでしょうか? 会社であっても、評価や査定の為に「個人目標」という方式をとっている会社も数多くありますが、ゆるい目標で達成して給料が上がって喜んでいる人と、非常に高い目標を掲げて、あと一歩でクリアできなかった人のどちらを評価するべきかを以前いた会社で役員たちが議論していた事があります。 そもそも、できもしない目標を立てる事自体が問題と、目標達成できなかった人を罵る人もいれば、 同じ仕事をするのであれば、目標の値ではなく、全員が同じ定量のボリュームで考えるべきと、個人目標を無視するような意見も出ていました。

あとがき

確かに正解をだすのは難しいかもしれませんが、ちゃんと評価をしようとする姿勢があれば、その人にあった、目標値を見極めてあげて、それをクリアできるかを評価にすべきです。 完全なる悪としては「全くやらなかった」という人に対して、やるやる詐欺と認定してあげる事でしょう。

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