WIFIが理解できない友達がいた話

2017年8月6日

テクノロジー 日記

実家の四国に戻るといつもガラケーを持っている人が多い事に驚く。 僕の親、兄弟は、ほとんどがガラケーだし、高校の同級生もガラケーが多い。 あっ、ガラケーっていうのは「ガラパゴス携帯電話」の略ですね。(これも知らない人がいるらしい) そしてガラケーを持っている人はスマートフォンを持っているユーザーに何故か馬鹿にされがちな現状をwifiの知識と比較すると分かりやすかったので少しだけ考えてみました。

ガラケーは無くなるのか?

今や生活に当たり前のように密着してしまった携帯電話だが、10年ぐらい前までは、
携帯電話を持つ?持たない?
という議論が主でしたが、今では
携帯電話かスマートフォンのどっちを持っているか?
という風に変わってきています。 これは、携帯電話は持っていて当たり前という事が全前提の質問に変わっていることが分かります。 国民の殆どが携帯電話を持っていますが、はたしてスマートフォンとの比率はどのくらいなんでしょうか? スマートフォン比率が78%に--IDCの国内携帯電話市場調査 | ZD-net このサイトではスマホ比率が78%となっていますが、残りの22%がガラケーという事なんでしょうか? ただし、これはあくまで出荷台数なので、新たに購入した人の比率ということで、個人的印象としては、スマホユーザーは1年か2年に一度買い替えているが、ガラケの人は、何年もずっと使い続けていると思います。 しかし、スマートフォンの方が経済優位性があるというのは、この数字からもよくわかりますよね。 国も含めて大手企業がビジネスとしてスマホに飛びつくのは誰が考えても分かりやすいはずです。

国民のどのくらいの人が移動電話を所持しているのか?

大体こうした統計値が知りたかったら、総務省ページに行ってみましょう。 総務省 | 電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表(平成28年度第4四半期(3月末)) 現時点での最新情報が載っていました。

携帯電話の契約数

1億6,273万
国民数よりも多いのは、1人が数台の携帯電話を契約しているという事でしょう。

固定系ブロードバンドサービスの契約数

3,869万
これは、自宅にブロードバンドのインターネットを繋いでいる数ですが、全家庭に行き届いていない事もよく分かります。

この数字からわかること

固定電話の契約数が減ってきて、携帯電話だけ持っているという人が若者を中心に増えてきている事が読み取れます。 でも、誰が考えても、その辺の理由はわかりやすいと思います。 今時、固定電話として電話番号を取得するのに、数万円も初期費用を支払いますか? NTT | 加入電話 一昔前は、電話番号の取得に7〜8万円という額を、NTTに対してお布施を支払っていたのですが、今では携帯電話との差別化が難しく、ブランドとしてしか固定電話の価値が無くなってしまい、ビジネスの為という程度でしか使われなくなってしまいました。 もっと言ってしまうと、スマートフォンであれば、IP電話が主流なので、もはや電話番号もいらないんですけどね。

ガラケとスマホのユーザーの差

スマートフォンを使っている人は、アプリを使うことが目的であり、ガラケーを使う人は電話やメールをすることを目的にしているようです。 もちろんスマートフォンの方が多様性があるんですが、ガラケーの唯一のメリットであるバッテリーの持ち時間というのは、ガラケーの人がスマートフォンに変えたがらない一つの要因かもしれません。 日中、どっかで充電しないと、夜まで電池が持たないスマートフォンは、外部バッテリーとセットでないといけない為、持ち運びの重量は意外と半端ない事になっている人もいます。 また、ガラケーを使い続ける人の特徴として、「スマートフォンは難しい。」と考えている人が殆どのようです。 「パソコンに詳しい人がスマートフォンを選択する」というのはあながち間違っておらず、そうしたITに疎い人、苦手な人は、携帯電話にとどまっている傾向が高いようです。 要するに、本当はスマートフォンに切り替えたいんだけど、ITリテラシが低い人は、使いこなせるかどうか、壊れたらどうしよう、というような思考から切り替えるに至っていないんですね。 そして、先程の自宅に固定通信環境が無いというのは、すなわち、wifi環境が自宅に無いという人という事になり、wifiが無いからスマホに切り替えても、公衆網で使い続けなければいけないので、切り替えた後の金額を店舗で見積もってもらった額が高額になっているという事も理由の一つです。 そして、wifiという言葉すら知らないのがガラケーを使い続けている人の特徴でもあるという事なんですね。 はたして、メイプル超合金のカズレーザーのギャグに笑えているんでしょうか? もしかしたら、wifiの知識が世の中に行き渡っていれば、メイプル超合金がM1の決勝戦で敗北したのが覆っていたかもしれませんねwww

どっちが賢い使い方?

スマートフォンを使っている人は、大体がLINEやFacebookと言ったSNSを目的としていたり、携帯電話よりも、高機能なカメラ撮影が多いですね。 携帯電話ではwebを閲覧するにも、画面も小さいし、javascriptも動かない為、非常に苦労してしまいます。 なにより、パケット料金が未だに半端なく高いはずです。 今の時代スマートフォンを使わないと、情報遅延が発生してしまうでしょうね。 そして賢い使い方をしているのは、電話機能のみ携帯電話で行い、データ通信はスマホと切り分けてMVNOで契約している人、きっと月に2000円ぐらいで済ましているでしょうね。 なにより、まあまあ使える公衆wifiも増えてきているので、それの恩恵を受けられないし知らないガラケユーザーは損をしているかもしれませんね。 こうした話を実家に戻るたびに、親・兄弟にしているんですが、「スマホ3 : ガラケ5」という割合で聞く耳を持たれません。 もしかすると、周囲のガラケの人がスマホに変え始めると、人はスマートフォンを意識し始めるのかもしれませんね。 行列の法則と同じです。

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