スティンザー効果で相手に好印象を与える

2018年6月27日

コミュニケーション 学習

色々な書籍を読んでいると、その本の著者の人が色々な心理学を教えてくれます。 心理学という学問をきちんと勉強したことが無い僕にとってはどれもすごく新鮮で、人の本能的な振る舞いである心理学を学ぶことは他人のことを理解する非常にいい知識に成り得ます。 そして最近、こうした心理学を五月雨に教えてもらうのではなく、全体的に網羅できるように勉強したいと考えているんですが、どんな本を読めばいいかが分かりません。 そんなわけで、この間本にちょこっと出てきた「スティンザー効果」というのを調べてみたので、まとめておきます。 知らない人は覚えて損はない心理学ですよ。 知ってる人は、読まなくてもいいかな・・・

スティンザー効果とは?

人との距離感において、座る位置によってその人と自分の関係やお互いの陥りやすい思考などの指標になる心理学です。 分かりやすく言うと、会議や喫茶店などで座る位置において人が感じやすい印象のパターンです。 会議で何人かが座るテーブルの場合、その座り方で考えられるスティンザー効果。
1. 相手が正面に座る場合:反対意見を持つ、またはライバル視されている 2. 自分の横に座る場合:自分の味方になることが多い 3. 自分の斜めに座る場合:ストレスがかかりにくく、親しい関係を構築できる
会議だけではなく、友達何人かでファミレスなどに行き、テーブルに座る位置などでも、この法則を当てはめてみると関係性が当てはまる場合もあります。 他にも、デートに行った時に、相手との関係を深めたければ正面に座ってはいけないというのも、この心理学から考えられているようです。 実際に占いのように自分が座った後相手に座ってもらって、相手の意識を確認するという事も可能ですが、おもしろいように当たるので、機会があればお試しください。

スティンザー効果を使った応用例

相手の心理を見抜くように、座る席を選んでもらうのも、自分の確認としてアリですが、効果的に使うには、会議などにおいては、座る位置を指定して、よりよい会議の結論を導き出す事が可能に成ります。 でも、スティンザー効果は集団心理効果でもあるので、意識しなくても相反するグループは会議席の反対側に座るし、同チームや同意見の人は隣同士に座りがちです。 あなたが会社の役職者で部下との個人面談を行う時、会議室のテーブルに正面切って座ると、相手は心理的にあなたの全ての発言を構えて聞きます。 いいアドバイスをしようと思っても、それに対して反発をする事は心理学的に当たり前なので、正面ではなく少し斜めや小さいテーブルの場合は、対角に座る事で、相手の緊張を解き、意見をいけ入れられやすくするというテクニックが使えますね。 しかし、横に座ってフレンドリーを装うのはあまりにも不自然なので、避けないといけないのは言わなくてもわかると思います。

相手の座る位置がコントロールできない場合

もちろん、会社の上司が部下に座る位置を指定するのは自然ですが、自分が部下であった場合は、上司に対して座る位置を指示するのはおかしいですよね。 会社以外でもテーブルに座る時に、自分があとで座る事で、位置をコントロールすることができます。 ただし、難しいのは、人数が多くて席が人数ぴったりなどの場合は、最後に座っても、位置をコントロールする事はできないので、注意しましょう。 あと、喫茶店などで、どうしても相対して座らなければいけない場合はどうすればいいでしょう? テーブルの構造上、相対して座るしかできませんよね。 でも、あなたの座る椅子を少し斜めにして相手と対する座り方を避ける事が可能です。 椅子が固定されている場合は、足を組むふりをして真正面に向かう事を避ける事で、相手との意見反発や、初対面の時に敵対する意識を回避する事が可能に成ります。 相手に気づかれずにさりげなく行う事が重要ですし、相手がスティンザー効果を知っていた場合、お互いにハスに構えていると非常に不思議な状況に見えてくるので、そうした事も察して利用するようにしましょう。 テーブルの座る位置は、上座・下座などのエチケットがありますが、スティンザー効果を知って見えないエチケットを心がける事で人としてのクオリティを一段あげる事ができるかもしれませんね。 もちろん、そのあとの成果にも繋がる良いエチケットです。

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