「声に出すメッセージ」と「声に出さないメッセージ」は、どちらが相手に伝わるのか?

2018年7月19日

日記

人とのコミュニケーションにおいて、「会話も全てプレゼンテーション」というような会話術を押し付けるコンサルティングも多いかと思いますが、実は声に出さないメッセージの重要性に気がつくと、やたらめったら喋り続けるだけでは、コミュニケーションに抜け漏れが出てくるという事がわかりました。 昨日、自宅で嫁と二人だった時に、嫁はコーヒーを入れてくれて、自分はパソコンで仕事をしながら、「ありがとう」と声に出した。 しかし嫁はムスッとして、「全然ありがたそうじゃないじゃん!」と怒っている。 ちゃんと感謝のセリフを言ったにも関わらず、何故か怒らせてしまった。 「なんじゃこりゃ!」 という事を理論的に考えてみましょう。

声に出すメッセージと声に出さないメッセージ

「声に出すメッセージ」とは通常の会話の事で、言葉のキャッチボールは、声に出すメッセージからでないと生まれません。 「声に出さないメッセージ」というのは、声に出す以外で相手に伝わる雰囲気や空気の事です。 具体的には、声に出すと相手には耳に聞こえるので、聴覚に届くのが声に出すメッセージで、 仕草や態度、雰囲気と言った、空気感そのものが、声に出さないメッセージという事になります。 「声に出すメッセージ」と「声に出さないメッセージ」は、大きな違いがあり、声に出すメッセージよりも、声に出さないメッセージの方が相手への伝わり方の割合が大きいという事です。 言葉でどれだけ「ありがとう」と言っても、目線が別の方向に向いていたり、顔はつまらなそうな顔をしていると、相手は口では「ありがとう」と言っているが、実はそう思っていないのではないか?と疑いの思考が生まれてしまいます。 逆に、声に出さなくても、目線だけで、ありがたい様子をするだけで、相手には伝わる事もあります。 「目は口ほどに物を言う」というのはこの事ですね。

言葉よりも、目力

もちろん、言葉によって伝えることはわかりやすくストレートに相手に意思表示ができるため、それ自体をやめてしまうことはマイナス要因になってしまうので、きちんと言葉で伝えることは重要です。 重要なのは、言葉に剃った態度を示しているかという事。 ありがたい時には、きちんと相手に感謝をする姿勢や態度になっているか、 部下や子供に、指導している時や、叱っている時に、おちゃらけた態度をしていては、上司や親としての威厳など全く感じられないし、叱られている方も、真面目に受け入れにくくなってしまいます。 テレビや映画の役者さんのような空気感を作り出すことは一般の人には難しい事なのですが、ある程度の空気を作り出す技術を身につけなければ、相手への伝達力が半減してしまいます。 そして、その態度自体が「目力」という伝達能力になり、自分の感情を相手へ伝える非常に有意義な手段になります。 ある程度の芝居はコミュニケーションにおいては必要という事ですね。

嫁への対応は要注意!

普段から近しい関係にある人に対して、自然な姿で接するのは当たり前ですが、特定のタイミングできちんと空気感を作り出すということは非常に重要です。 「親しい仲にも礼儀あり」の言葉どおり、相手に対してきちんと向き合うタイミングは存在します。
・朝起きて「おはよう」の挨拶は気持ちよく行う。 ・都度の「ありがとう」は目を見て感謝の意を伝える ・結婚記念日は、お互いに喜び合える雰囲気を作る
非常に堅苦しく聞こえるかもしれませんが、夫婦円満の秘訣ってこういう事かもしれませんね。 女性側って、こういう事を望んでいるという生き物であるとも言い切ってもいいかもしれませんね。 コーヒーごときに軽い返答で済ませてしまった自分に反省するとともに、この事に気づいたタイミングに感謝!!

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