好かれる負け犬と嫌われる勝ち組

2019年9月4日

日記

何かしらの勝負で勝つ事はその人の人生を左右することがあります。 そして勝負で負けることで、人生を駄目な方向に進んでしまう人がいます。 もちろん、勝負に負けたからと言って人生が終わりという訳ではなく、今回は負けたけれど次回は勝てば良いわけなんだが、いつまでもウジウジと負け犬心理を引きずってしまう人がいる。 とある人から、「オレ負け犬やから」と言っている言葉を聞いて、その人の明るい性格、深い知識による理論的な話、どれをとっても人から尊敬できる彼のセリフに少しビックリした反面、負け犬と笑い飛ばして言うその彼がさらに好きになった事から、自分を「負け犬」と言い切る人って、もしかしたらカッコいいのではないか?と考えてしまいました。

銀メダルは負け犬なのか?

そもそも、オリンピックにおいての勝ち組は「金メダル」と誰もが認めますが、銀メダル、銅メダルも非常に優秀なメダリストです。 しかし、最終決戦で負けてしまったから金メダルではないという事と、最後の勝負で負けた印象だけが残るため銀メダルを負け組と考える人も少なくないようです。 蓮舫議員ではないですが、「2番」では駄目な理由など全く無く、むしろ運で勝敗がついてしまうような勝負の方がたんなるギャンブルとしか思えないような場合も多々あります。 ここで、先の紹介した僕の尊敬する彼であれば、自分が最終決戦で負けた話を非常におもしろおかしく話してくれるに違い有りません。 誰もが金メダルを目指したいに違いないでしょうが、その結果に満足できるかどうかという思い込みも必要である事がわかります。

負けて得すること

では、勝負事に負けて何か得をすることがあるのでしょうか? 「肉を切らせて骨を断つ」という慣用句を思い出します。 自分の表面上のダメージを相手から受けたとしても、内面のダメージを相手に与えることができれば、そちらのほうが有利であるというような意味ですが、 ちなみに、この慣用句は「皮を切らせて肉を切り,肉を切らせて骨を断つ」というのが正式らしいですね・・・ とにかく、勝負事には勝たなければ、他人からは認めてもらえないし、なんだか自分もモヤモヤが残ってしまいます。 実際に負けて得をする場面ってどういう場面があるでしょうか? 恐らく周囲の目を気にしているうちは、負けをマイナスイメージにしか捉えられないのですが、自分の利として考えると、負けた要因を自分で把握することができるという点でしょう。 次に同じ失敗をしないという成長を遂げることができれば、負けても自分の成長を促してくれる非常に貴重な糧と成りえるという、超ポジティブ思考です。 しかし、世の中何にでも勝ち続けるという人はそうそういません。 どんなに優秀なスポーツプレイヤーでも、年齢とともに何かしら衰えが出て、ライバルや後輩に負けて引退するという形がオーソドックスでもあります。 プロスポーツ選手である場合は、それが第二の人生の始まりとして、自分の負けをネタにデキる人が成功しているようにも見えませんか?

好かれる負け犬と嫌われる勝ち組

「負け犬の遠吠え」という言葉が頭をよぎりますが、勝負事に負けて周囲の人から好かれる人もいれば、勝負に勝ったのに周囲の人から嫌われる人もいます。 現実社会で考えると、スポーツ選手で一生懸命ストイックに頑張っている人は、勝負に負けても誰からも愛されるイチローの様な選手もいる一方。 急成長したベンチャ企業の社長のように、お金を持っているだろうな・・・という成功体験を話す人は、人生の勝ち組なのに、嫌われ者が多い傾向があります。 もちろん、プロスポーツ選手も大金を手にしている事も多く、同じ要素もあるのですが、印象がまるで違うこの2点は、何故ここまで乖離してしまうのでしょう? 僕なりの持論ですが、この2点の大きな違いは「努力する姿を見せているかどうか」ではないかと思われます。 人は宝くじにあたって大金持ちになった人を妬みやすいし、どうしても勝負に勝てない「ハルウララ」は応援をしたくなる心理が働きます。 お金で成功した人は、周囲からみると宝くじにあたった人と同じ様な間隔に思えるため、どうしても努力面が伝わりにくくなってしまいます。 スポーツ選手の場合は、練習風景などを勝負事の前にテレビなどで特集されることから、高感度が高くなり、勝っても負けても、大金を手のしても、好きという間隔が上回ります。 同じ様に、会社に勤務していても、努力をしている姿を周囲の人に見せるだけで、あなたの好感度は格段に上がることは間違い有りません。 今どきのテレワークで自宅にこもって仕事をしていると、周囲の人から嫌われてしまうかもしれませんよ。 あれ?僕もフリーランスのように1ヶ月こもって開発作業をしている・・・ もっとSNSに努力の姿をアップせねば・・・

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