WEBエンジニアのサービス開発経験値には何が必要なのか?

2020年9月25日

テクノロジー

eyecatch IT関連の質問は、IT用語で返してはいけないという事を知っている、ユゲタです。 ということで、IT関連で質問をしてくる人は、ITに精通していないので、IT用語満載での返答はNGなんですね。 たとえエンジニアが質問をしてきたとしても、わかりやすく答えてあげないと、答える意味が無くなってしまいます。

とある上場請負人からの質問

この間、以前の職場で一緒に役員をしていたCFOの方とお話をさせていただいた時に、今現在顧問をしている会社の製品が売れ筋にならないので、困っているとのことでお話を聞いていた時に、一緒に仕事をしていた会社は、僕の作った製品が大きな売り上げを作ることができ、上場を果たした今でもその会社の売り上げの大半をしめる製品として活躍してくれていますが、そうした、成功したWEBサービスは、どのような思考で作られたのかを質問されました。 これまでいくつも同じような質問をされてきたんですが、「数打てば当たる」と言う風に答えていましたが、実はココには、エンジニアの僕ならではのコツが有ることに、この質問をされて気がついたので、書き留めておきたいと思います。

売れるWEBサービスを作った時の話

WEBサービスを作るエンジニアは、大規模開発で無い限り、製品を利用する人の事を考えて、使いやすさを追求したサービスを作らなければいけなわけですが、製品の販売を考えるマーケティングや、そのサービスが他の知財に抵触していないかというような法的な知識、利用する人のリテラシに合わせたユーザーインターフェイスなどを考える必要がありますが、通常のエンジニアで、そうしたプログラミング以外の領域を考えられる人もなかなな少ないのが現状で、他社の社長さんが、こうしたスキルを保持しているエンジニアがほぼ居なくて、困っているという相談も受けたことがあるぐらいです。 僕の経験で、成功したWEBサービスは、開発者が僕一人で、会社内の会議は、「販売促進のためにどういう製品にするべきか」という営業視点での話し合いにエンジニアとして、技術担保できる事を交えて、その時に市場で要望されている事や、まだ世の中に無い機能を作った時に、本当に便利に使えるかという視点で開発を進めることができました。

売れないサービス開発の話

製品開発を行う際に、マーケティング思考が噛み合っていないエンジニアが開発をする場合、マーケテイング担当の人の、「こんな事できますか?」という質問に対して、技術者は、「できる」か「できない」という返答をしがちです。 そして、うまくいっていない開発チームの場合は、技術者が何故できないのかを一生懸命説明する構図をよく見かけます。 ちなみにうまく言っている開発チームの場合は、できる方向を模索する話し合いが進められます。 この時に、技術者は、言われたとおりに開発を進めてはいけません。 もちろん、言われたとおりに作るというのが仕事のプログラマーは、何の迷いもなく、最短コースで作ろうと思考を巡らせますが、そのアイデアは、フィルターを通して考え抜かれたアイデアではないので、とんでもないトンチンカンなアイデアになってしまっている可能性も少なく有りません。 自分がイケてるエンジニアであると自負するエンジニアであれば、もらったアイデアを自分なりに解釈して、言われていないけど必要であろうシステムに作り上げる必要があります。 この辺がWEBサービスを開発する上で開発員に必要な最も重要なスキルだと考えているんですが、分業体制の進んだ会社などではなかなか受け入れられない事も多いので、こうした問題を解決するのが難しい組織も多いのも事実かもしれません。

ビジネス思考が高いエンジニア

CTOの存在しない会社は世の中に多く、ビジネス思考に達していないエンジニアに頭を悩ませている企業も少なくないようです。 プログラミングを仕事として行うエンジニアであれば、マーケティングやビジネスの事をより深く知ることで、世の中で必要とされるエンジニアスキルを満たしていくことができるんですが、多くのエンジニアは、プログラミング技術のみを磨き上げようと一生懸命になります。 こうした価値観は、組織の中で作られることが多く、プログラマーにも、営業思考を鍛える事をするかしないかで、会社の将来が大きく変わることは間違いないでしょう。 もちろん、製品開発を担うエンジニアは、プログラミング学習という将来途絶えることのない学習を常に行う必要がありますが、同じように、ITに疎い非エンジニアに、技術教育を行うという側面も必須です。 ようするに、これって、ビジネススキルという事なんですね。 専門分野の追求はそれぞれ必要ですが、自分の専門以外は全くの無知という状態の組織は、そもそも話が全く噛み合いません。 ある程度の基礎知識は、全ての組織人に対して必要という思考でないと、必ず崩壊してしまう末路をたどりますからね。

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