やってみないと分かりませんレベル

2015年3月30日

エンジニア 日記

人と比べて スケジュール出し 原価を知らない? 予定は未定と言う無知さ 何レベル? 急ぎで作るので、正式版は、後日に確定する予定 仕事で開発をしていると、なんでもできる開発員は、ほぼいないという事に気がついた。 元々、プログラマーでは無かったが僕が今や上場会社のCTOとして居られるのはもしかしたら、この経緯が影響しているかもしれません。

モノづくりという考え

僕がモットーとしているのは、 開発員は、モノづくりをしているということ。 作ったものは、評価されるということ。 この2点において重要なのは、人から指図されて動いている開発員は、物作りではないということ。 もちろん、大手のシステム開発においては、部分開発しかあり得ないので、そう言った開発ではなく、あくまでスタートアップに近い、サービス開発を行う場合においての話である。 サービスの品質は、開発員次第であると言ってもいい。 仕様は、開発者が作成し、構築、初動の運用も、開発員が行うはずである。

ありえない勘違い

転職しているエンジニアの多くは、こう言った、自社サービス開発を目指している人が多く、やる気に満ち溢れている目をしているが、その大半は、いざ開発に入る段階で、やればいいことの整理が出来ないパターンが多い。 多くの場合が、何をやるかの指示を待っている人が多いのです。 大手の開発を経験してきた彼らは、仕様は、どこか上から降りてくるものだという、固定概念があり、細かくサーバーの構築設計などを自分が仕様として設計するイメージは何処にも無いのだ。 SIer出身と、ベンチャー出身の違いはここで大きく出てくる。 あと、個人的には、自宅で個人開発をしていると、自ずとサービスの全貌は見られるスキルが備わるのだが、 それを楽しみとしていない開発員がいかに多いかというのも現実である。

開発経験者なのに初心者レベル

開発員としては長い年月携わっているのに、必要な言語を習得していないため、初心者になるケースも少なくない。 そして、もちろん、新しい言語は彼らにとっては恐怖しかない。 何しろ、右も左も分からないわけだから。 しかし、仕事は進行するので、ターゲットポイントとなる、会議において 「次回までに調べておきます」 という具合に、自転車創業のような悪循環が生まれる。 これをリカバリーするには、個人の時間を利用して、スキルをアップさせる以外にないのですが、 どうやらこれは、開発員としての素質らしく、出来る人と出来ない人は、二分されるようだ。

いざ本番

プロジェクトが本格的にスタートすると、怒涛の進行で事が進み始める。 もちろん、仕様も確定した後から、問題は大量に発生するものである。 そんな時、プロジェクトとしては、スケジュールの変更は色々と致命的になるので最小限に防ぎたいのが、リーダーの本音だろう。 不慣れな担当開発員に、リスケの詳細を求めると、かなり大幅なバッファを盛り込んだスケジュールを提示するか、 「やってみないとわかりません」 と正直に言われるか、どちらかでしょう。 開発をしている人なら、分からないことの予定は組めない。という認識で理解できる人も多いと思いますが、 非エンジニアに関しては、提示された予定を飲む以外には道はありません。 何故なら、彼らは、もっと分からないですから。

上位エンジニアはどう考える?

もちろん、上位のエンジニアであれば、スケジュールも含めて、詳細に対応が出来る。 予定を聞いたときに、自分ならどれ位の工数かも頭に浮かんでいるはずだ。 僕の感覚では、大体そのスケジュールの開き感覚は2倍から3倍ぐらいのレベルですね。

会社の対応とエンジニアの対応

プロジェクト全体でもそうですが、会社としては、 これも育成のうち と割り切るしかないでしょう。 どう考えても、ケツを叩いても、スケジュールが縮むわけではないので、いかに、進行をスムーズにできるかという点に注力した方が良いです。 エンジニアとしては、バッファを確保出来たのであれば、大体の人がバッファの最終タイミングを目指すのですが、是非、バッファがなかった状態を考慮して進めてもらいたい。 早くできるために何をすべきかという意識が重要です。 そんなエンジニアを育成するのもCTOというポジションの仕事の一つなので、本人のやる気があればドンドン向上させたいと思います。

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