労働集約型ではない仕事を現在の労働基準法にのっとって考える。

2015年11月24日

ビジネス 学習 仕事

工場のベルトコンベヤで一日中、同じ作業を黙々と行っている人や、デスクで資料整理を行っている、いわゆる新人、書類作成や打ち込みをメインとするパンチャーなど、 一定量の繰り返し作業を行っている人を、通常、労働集約型と呼ばれ、一般的にはあまり、物事を考えないで行える、時間労働型の仕事がこれに当たります。 学生などが行うアルバイトなどは、レベルはあるが、ある一定の研修を受ければ誰でも行える仕事がこれに当たります。 もちろん、周りには監督者が仕事を監視している事により、生産性も一定に保つ事ができます。

考えないと行えない仕事はハズレくじなのか?

労働集約型と正反対に位置するのが、知的集約型と言い、最近のトレンドでもあります。 これは、物事を考える事を主にしており、作家や、エンタメ系、開発などが分かりやすく当てはまりますが、最近の会社で言うと、管理部署以外は、これに当てはまるのではないかと思われます。 いわゆるクリエーターだったり、設計者だったり、一定時間があれば成果が出るものではない仕事ですね。

裁量労働に見られる矛盾

僕の周りの多くの開発員が、「給料が安い」「仕事が忙しい」「休みが取れない」という様な愚痴を仕事場で堂々とこぼしていますが、 大体において、愚痴る知的集約型の者は、使い物になりません。 自分の仕事全体が知的生産で行う事を目的としている事に気がつかないので、こう言った人材は、労働集約の現場に回したほうがいいです。 会社に長く居座り、仕事がマンネリ化してくると、多くの知的集約型の人たちは、物事を考えなくなり、労働集約型へと考え方がシフトしてきます。 それを、会社内で「ルール」という考える事を避ける形で、作業を一定化していき、労働集約型へと作業内容が変貌していきます。 行き着く先は、ルール以外の事はルール違反として仕事が回らなくなり、融通が利かない会社へと大変身を遂げるのです。 お役所仕事とは、よく言ったもので、これがベンチャー起業であるとしたら、痛すぎる会社である事は間違いないですね。 ルールの作成も、運用方式も、自分たちで決めて行う裁量労働という方式は、管理方法を間違うととても危険なんですね。

やってはいけない会社の対応

多くの会社が、従業員のモチベーションを上げようと色々な施策を打ち出していますが、 一番やってはいけないのが、コンサルティング会社に依頼する。という行為です。 社外の人から見て、悪い事が本当にその会社の問題かどうかを判断するのは、会社のトップの仕事なのですが、これを他社に丸投げしている経営者がいたとしたら最悪かもしれません。 わからない事もあるかもしれないが、自ら動くという行為を経営者が率先出来ていない会社は、誰も付いてくる従業員がいないという事です。

従業員の理解

会社で上司や社長や管理部門の人が、メールを読んでいない事を咎めるシーンを見かけますが、とても悪い文化ですね。 会社間でもメールという伝達方法で物事のやり取りをしますが、自社内で、言葉を交わさずにメールやチャットで会話をしている会社や部署は、とても危険な状態にあると言ってもいいでしょう。 もしかすると、今時の人たちは、そういった事が当たり前になっている可能性もありますが、トラブルを見ていると大体がこう言ったコミュニケーションが原因という事が多い様です。 上司である場合は基本的に、部下は、メールを読んで理解していると思い込まない事です。 メールを読んでいない事が悪いのではなく、メールを読んで理解した事を確認していない送信者が全ての問題点である事を認識しましょう。

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