技術エンジニアの競争優位性

2016年2月1日

コミュニケーション テクノロジー

エンジニアという職業は一般事務などの総合職と比べて、スペシャリスト職とされる為、年収が高い部類になると思われます。 しかし、スペシャリストという肩書きだけで高給が約束されるというものではありません。 webエンジニアであれば、web開発全般のスペシャリストだが、大きく分けて、フロント、バックと分離され、何故かバックエンドエンジニアが高給な場合が多いようです。 しかし、世の中の評価ではフロントエンドがされるケースも多く、多くの矛盾を感じますよね。

エンジニアの種類

エンジニアは技術職と言われる事が多いですが、営業スペシャリストもエンジニア分類であるし、総合職でもスペシャリストという分類はあるようです。 また、メーカーエンジニアの様な、見た目でも技術者である人達もいる為、一言でエンジニアと言うと、余りにも幅がある事は理解しましょう。

スペシャリストは唯我独尊

多くのスペシャリストは、自分に自信を持っており、人よりも優れている自覚があるはずなので、一般職や、会社の新人、後輩などよりも、確実に仕事ができるという自負を持っていて当たり前なのです。 さらに言うと、自分のやり方に絶対の自信があるがゆえに、他人を否定する事も見られ、周りからは、付き合いにくいと判断される人も少なくない様です。 良くも悪くも、自分絶対主義が、ある意味スペシャリストに必要な要素なのかもしれませんね。

社交性のあるエンジニア

もちろん、尖った人ばかりではなく、十分にコミュニケーションが取れるエンジニアも少なくはありません。 よくある質問で、採用時にどういうエンジニアを取りたいかと考えた時の、質問ですが、 「話しやすいが一般レベルのエンジニアと話しにくいが凄腕のエンジニアではどちらを採用すべきか?」 究極の選択の様に思えますが、僕はこの質問自体が馬鹿げていると思えて、 「話しやすく凄腕のエンジニア」 が一番いいに決まっているし、 凄腕=話しにくい という構図が余りにも決めつけすぎていると感じます。

エンジニアの実態

ベンチャー企業における少数エンジニアの実態は、会社で行う開発作業の見積もりを行い、工数出しから、仕様決定までの責務を追いますが、少人数、または、ピラミッド型の組織では、一人のエンジニアの仕様と工数算出で進めてしまう事が多い様です。 ここで重要なのは、そのエンジニアの絶対意見で問題がなければいいのだが、もっといい方法があるのではないかという、技術探求が、組織内で行われるか、または、意識されるかどうかである。 スタートアップの会社であれば、初動のシステムを少人数で構築する事で、結果は完成後に評価され、あらわれるわけですが、 一度軌道に乗った商品運用において、担当エンジニアの偏った考え方、保身的な考え方に依存して、市場規模をシュリンクさせてしまうケースが少なくないと思われます。

物言いの必要性

簡単に言うと、システムが陳腐化した時の、改修案やメジャーアップデートが、ビジネスチャンスであるはずなのに、それまでの悪しき習慣から抜けきれない場合が多いのです。 折角、投資をして機能改修を行うのに、大した機能改修ができない場合、仕様決定させたエンジニア、または、仕様確定したチームには、現実を見させるべきである。 社員であるエンジニアは、「仕様書を提出して承認をもらっている」という様な言い訳を言う人もいれば、理解できないユーザーが悪いと言うヒトもいる。 必ず、仕様確定の際には、色々な意見をぶつけて最善を選択する事を行い、「これでダメなら仕方がない」と気持ちよくなれる状態にしよう。 言わない人が悪いと言う考え方もありますからね。 後で「こうなると思った」という奴、一番最悪ですからね。

エンジニアに競争を

社内リソースが厳しい会社もあり、とても難しい場合もありますが、エンジニアを属人的に配置しているリスクを把握して、冗長化も踏まえて、タイプの違うプレイン構成で組織化する事が意識できれば、上記の様なケースは回避できるでしょう。 社外に業務委託としてお願いする場合も、数社に相談する煩わしさをめんどくさがらない事も、同じ理由で重要ですね。 殿様気分をエンジニアが感じてしまったら、あまりいい結末は迎えられないという事かもしれませんね。 マネジメントは、本当に大変ですがとても重要です。

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