[JavaScript] イベントリスナーを深く知る

2017年3月19日

Javascript テクノロジー プログラミング

今までなんとなく使っていたWEBページのイベントリスナーについて少し深く知る必要があったので、色々と調査した結果をメモしておきます。 そもそもイベントリスナーとイベント関数の違いから理解する必要があるので、そこから説明しておきます。

イベントリスナーとイベント関数の違い

この2つの違いは正直言って全く別物だが、イベントの実行タイミングは同じなので、出来ることならページ内では、どちらか一つに固定した方が管理は楽だろうと思われます。

Event関数のセットの仕方

document.body.onload = funtion(){ console.log("hoge-hoge-1"); };

EventListenerのセットの仕方

document.body.addEventListener("load" , function(){console.log("hoge-hoge-2" ,false)}); 上記をHTMLソース内に記述すると、ページ読み込み時にどちらも実行されます。 2つの明確な違いは、関数の場合は、1つのfunctionしかセットできないのに対して、リスナーはaddっていう命令で分かる通り複数追加ができるしくみである。 リスナーって便利だな〜って思っていると、デメリットもあって、関数は、上書き、削除ができるが、リスナーはaddする時にセットする関数を明確に保持していないと、削除ができなくなる。

登録済みのリスナーや関数を強制実行する方法

これはonloadを実行するのはさほど難しくないと考えていたのだが、思いのほか、奥が深かったので、備忘録として残しておくことにした。 まず、関数のみを実行したい場合は、 document.bodu.onload(); とすると、登録された関数だけは実行できます。 でも、リスナーは実行されません。 リスナーを実行する方法は、 var evt = document.createEvent("HTMLEvents"); evt.initEvent("load",true, true); document.body.dispatchEvent(evt);
createEvent initEvent dispatchEvent
これらの関数はなかなか使う時がないので、馴染み深いのですが、この3行をまとめて覚えておくといいでしょう。 ただし、この方法は関数とリスナーを同時に実行されてしまうので、関数を外したい時は、関数を一度クリアしておくといいでしょう。 document.body.onload = function(){};

IEでも使いたい

addEventListenerは、古いIEでは動作しません。 未だにIE7を使っている金融機関なども少なくないようで、仕事で行う場合はIE対応は必須です。 という事で、EventListenerを関数化しておくことをオススメします。 addEvent=function(t, m, f){ // Browser other than IE if (t.addEventListener){ t.addEventListener(m, f, false) } //IE else{ t.attachEvent('on' + m, function() { f.call(t , w.event); })} } };
t : 対象エレメント m : イベントモード(load , click , mousedown ...) f : 実行関数

課題

イベントリスナーを効率的に利用できると、このIEでも使える関数で十分なんですが、ここで言う課題は、removeEventListenerで追加登録されたリスナーが削除できるんですが、登録時にfunctionをそのまま指定して削除しないといけません。 jQueryを使う場合は、jQueryがグローバル変数で保持してくれているので、削除は難なくできるようですが、こうした作法にのっとっていない、野良プログラムの場合は、消すことができなくなるので、結構困りものです。 ちなみに、Chromeブラウザを使っているのであれば、以下のコマンドで、登録されているイベントを確認できます。 getEventListeners(window) Object {load: Array[6], message: Array[3], DOMContentLoaded: Array[1], resize: Array[3], scroll: Array[1]…} windowをイベント確認したいエレメントにすれば、個別に確認ができる。 ただし、この命令はChromeブラウザのデバッグコンソールのみで使える命令であって、JavaScriptソースコード内では、実行できないので、なんとももどかしい限りである。

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