Xoopsインストールレポート

WEBサイトを作る時、フレームワークは有り難いものです。
wordpressなどは、テーマとプラグインで何もプログラムしなくても、ある程度のサイトを作れてしまいます。
今回は古くからあるXOOPSというフレームワークをインストールしてみようと思います。
ついでに、使い勝手などを僕視点でレポートしてみます。
インストール
まずは環境構築するためにインストールです。必要なものはPHPとMysqlらしいので、Linuxのwebサーバーに入れてみたいと思います。
本家サイト
ダウンロードする環境
CentOS6 + Nginx + PHP-fpm + MySQL
ありふれたLAMP環境(NginxはLAMPとは言わないのか?)です。
モジュールをサーバーにダウンロード
サーバーターミナルでモジュールをダウンロードします。
その前にインストールするディレクトリを作っておきましょう。
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$ mkdir /var/home/html/xoops $ cd /var/home/html/xoops $ wget https://github.com/XoopsX/legacy/archive/stable.zip $ unzip stable.zip |
DLしたモジュールを解凍
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$ la -lha drwxr-xr-x 3 root root 4.0K Aug 14 08:30 . drwxr-xrwx 9 nginx nginx 4.0K Aug 14 08:29 .. drwxr-xr-x 6 root root 4.0K Mar 28 09:21 legacy-stable -rw-r--r-- 1 root root 16M Aug 14 08:29 stable.zip |
※「legacy-stable」という階層が一つ増えましたが、無駄な階層を作りたくない人は、legacy-stableディレクトリの内容を、1階層上げてファイル移動してください。
ブラウザでアクセス
NginxやApacheの設定は終わっている事として、ブラウザでアクセスしてみます。(hoge.com環境)
このサイトはフェイクです。
http://hoge.com/xoops/legacy-stable/html/install/index.php
このような画面が立ち上がれば、とりあえず成功です。
初期設定
・言語:「ja-utf8」を選択
・イントロダクション
ウェブサーバ(Apache, IIS, Roxen, など)
PHP 5 以降
データベースサーバ(MySQL Database 3.23.XX)
ここに来て、サーバーの環境条件などが定時されます。
MySQLモジュールのバージョンが3.23.xxと限られているのが気になります。
人から聞いた話では、上位互換がないそうで、最新バージョンではうまく動作しないようです。
とりあえず、このインストールダイアログに従って進めていけば問題なさそうです。
アクセス権限
[NG] ディレクトリuploads/は、書込不可となっています。chmod 777してください。
[NG] ファイルmainfile.phpは、書込不可となっています。chmod 666してください。
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$ chmod 777 -R uploads $ chmod 666 mainfile.php |
言われるがままに、設定。して下記画面になればOK.
データベース、およびパス・URLの設定
ここが正念場ですね。
MYSQLにログインして、新しいDBを追加(xoops)
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$ mysql -u root -p mysql> create database xoops; |
xoops-dbにユーザー権限を追加(ユーザーは事前に作っておきましょう)
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mysql> GRANT ALL PRIVILEGES ON xoops.* TO 'user'@'%'; |
rootからuserアカウントでログインしなおして、DBの確認
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$ mysql -u user -p mysql> show databases; +--------------------+ | Database | +--------------------+ | information_schema | | xoops | +--------------------+ |
無事にアクセスできるようです。
そして、ブラウザに表示されている設定で、SQLの箇所のみ入力する。
内容確認画面を経て、下記画面が出たらほぼインストール完了です。
アクセス権限チェック
次に進むと、大量のアクセスエラーが出る場合は、それぞれのフォルダに対して権限を付与してあげてください。
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$ chmod 777 -R /var/www/html/xoops/legacy-stable/xoops_trust_path/cache/ $ chmod 777 -R /var/www/html/xoops/legacy-stable/xoops_trust_path/templates_c $ chmod 777 -R /var/www/html/xoops/legacy-stable/xoops_trust_path/uploads/ $ chmod 777 -R /var/www/html/xoops/legacy-stable/xoops_trust_path/uploads/xupdate/ $ chmod 777 -R /var/www/html/xoops/legacy-stable/xoops_trust_path/modules/protector/configs/ |
エラーは無くなりましたが、大量のwarningがでています。
&nbbsp;
どうやらこれはPHP7バージョンで使うと発生してしまう、「Deprecated」アラートのようです。
クラス名とメソッド名が同じ場合に発生するようです。
この手の仕様変更ってプログラム事態の書き換えが必要なので、正直xoopsのPHP対応バージョンが古いことがわかります。
無視して進んでしまいましょう。
以下はステップのスナップです。
インストールの第1ステップ完了
ハッキリ言って長いですね。同じ内容などもあり、整理されていないことに少しイラっとしました。
結論
第2ステップは、ブラウザの管理画面で行うようですが、下記のようにPHPアラートで画面が埋め尽くされて、先に進めなくなりました。
どうやら本格的にPHP7には適合していないようですね。
残念ですが、Dockerなどを使って旧バージョンのモジュールで固める必要がありそうです。
今回のインストール検証の結論としては、下記の通りで終了したいと思います。
「PHPバージョンが最新では使えない」
お粗末さまでした。