人の言う事をウソだと考えて理論思考を鍛える

2017年9月28日

マインド 学習

あまり親しくない人と話しをする時、 その人の身なりが崩れていたら指摘してあげられますか?
シャツの襟が立っていたり、 スーツに糸くずが付いていたり、 頭の上に誇りが乗っかっていたり・・・
街中で通りすがりの人が、こんな状態であれば、 声をかけてまで指摘する人はなかなかいないでしょう。 逆に自分の身内がそんな状態だったら、 すぐに手が伸びて手直ししてあげるのではないでしょうか? でも、微妙な距離の人だと、何故こうした事が言いづらいのでしょうか? それは、身なりを正す事を指摘するのは基本的に、プライベートスペースに触れられる感覚で、お互いに踏み入りたくないエリアなので、よほど仲のいい人出ない限りは、自分から踏み込みたくないし、相手が踏み込まれた時に勘違いするのではないかという思いが先に立ち、一歩が踏み込めなくなるのでしょうね。

嘘つく相手は踏み込んでくる

詐欺師を考えると非常に分かりやすいのですが、相手に信頼してもらいたい時、こうしたプライベートスペースに踏み込んでお互いの距離を短く感じるようにコントロールします。 お互いの距離が短く感じるようになると、相手の事に対しての個人情報をより広く深く話を切り出すことが簡単になります。 そして、相手に対して気分が良い事を言うことにより、信頼関係を得ることができるようになります。 信頼関係が築かれると、相手は無条件に自分のことを信用するようになり、手軽に嘘をついて騙すことが可能になります。 もちろん、嘘がバレた時は、信頼は一気になくなりますが、カネ目当ての詐欺師で会った場合は、騙された時が、お金を騙し取られたタイミングで、もう金輪際、二度と出会うことがないでしょうね。 こうした詐欺師のテクニックの一つに人を騙すために信頼させるという心理操作がありますが、これはコミュニケーションにおいて、人間関係を俯瞰視するという非常に光度なテクニックを心得ているのであり、 そうしたテクニックを持てると、その人は、人から騙されにくくなり、かつ、相手から信頼を得られるという、素敵なスキルを身につけることができます。

相手の言う事を嘘だと考える

もっとも簡単な方法としては、相手の言う事を全てウソだと考える癖を付けることです。 勘違いしてはいけないのは、話し相手のすべてのことに対して、ネガティブに考えるというわけではありません。 相手の言う事を鵜呑みにしないという意味での「ウソ」なのです。 相手がいうことをウソだと考えた時に、そのウソを言った深層心理を考えてみると、相手の考えを一段上から知ることが出来、それが自分にとっての正解か、不正解なのかを判断できるようになります。 相手に対しては、そう考え抜いた後、納得が行くか行かないかという事で返答をしていくことで、より深い議論ができる事も、コミュニケーションが深まる要因になります。 相手の言う事を鵜呑みにした場合は、相手に悪意があれば、相手の言いなりになってしまうし、悪意が無くても、相手からすると、自分の意見をあまり言わない、全て話し手の言うことになびいている人間として、レベルを下に見られがちになるかもしれませんね。

やってはいけないこと

こうした相手の嘘に対して、その時点で話を進めてしまうと、単なる批判者でしかなくなり、その人とのコミュニケーションは必ずうまくいかなくなります。 そして、全てに対して穿った味方をしてしまうことで、自分自身の性格が悪くなる可能性もあるので、人から好かれるためにモノの言い方と、ポジティブな考え方の持って行き方をちゃんと理解する必要があります。 相手からすると、一段上から物事を見る人に対して、その人が肯定的な意見を言う人であれば、非常に信頼できる人とした上で、尊敬する人とも成りえますし、 逆に相手が自分の言った事に対して反論する場合、諭してくれる感覚になれば、相手の言う事が正しいかどうかを今一度考えて納得してくれる事もありますから、 ここで大事なのは、言いたいことを言うのではなく、相手ありきで、自分の意見としてちゃんと発する事で人とのコミュニケションの達人になる必要がありますね。 決して、自分の意見をゴリ押しするだけの人にならないようにしましょう。

人から騙された時

人から騙される時は、相手は自分のことを格下に見ているはずです。 その事を考えるだけで、「ナメられている」と感じて、イラッとする人もいるかもしれませんが、人を騙そうとする人はそもそもコミュニケーションは上手ですが、人のことを舐め腐っている事は間違いないでしょう。 でも、それを見抜くことは騙された時にしかわからないものです。 僕の好きな話ですが、ジャイアント馬場さん(若い人は知らない人も多いかもしれません)が、プライベートで人から騙された時に、「人を騙す側ではなく、騙される側で良かった」という事をテレビで言っているのを聞いた時に、 ニコニコ笑いながら、常に話す人柄と、こうした思考が、プロレスファン以外でも、人から愛される素晴らしい人であって、自分も是非こういう人でありたいとも考えさせられました。 僕なりに考えて出した答えとしては、人に対して優しくするだけではなく、自分のことを騙しに来る相手に対しても、一段上という事を知らしめて自分は騙されない、騙す相手を格下で付き合えるようになることで、他の人も守れることのほうがより、世の中の貢献度が高いのではないかと考えています。 誰も騙される事を好まないのと同じで、自分が成長することで周囲が幸せになるという考えは全ての事に精通すると思うし、そう考える人が増えた時に世の中はまあまあ悪くないと思いませんか?

人には感謝

ズボンのチャックが空いていたり、鼻毛が一本長く出ていたりした時に、周囲はざわついていますが、気がついていない自分一人が気がついていない状況って、結構地獄ですよね? そして、自分の身なりが崩れている時に指摘してくれる人がいたとしたら、その人に感謝するようにしましょう。 人の言う事をウソと考えると同時に、人に対して感謝する事をクセ付ける事ができれば、必ずコミュニケーションの達人になることができるでしょうね。

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