エンジニアの「多分できる」を分析する

2019年5月15日

日記

パソコンが詳しい人は、詳しくない人のパソコンが壊れた時に、直して上げなければいけないタスクが生じます。 パソコンが詳しくない人は言わばITリテラシが低い人と、ITを覚える気が全く無い両方の意味を有しますが、ITリテラシは魔法のように感じられる傾向があります。 これは、英語が話せない人が英語がペラペラの人に対して感じる「自分はできないけど、できる人は別次元」という感覚と同じでしょう。 エンジニアって、エンジニアではない人から見ると、「別次元」と見られても仕方のない業種なのですね。

多分できると言うエンジニア

ITエンジニアをやっていると、色々なビジネスアイデアを持った人から「こんなことできる?」と簡単に聞かれる事があります。 その場で、「あれがあ〜なって・・・これがこーなって・・・」と思考して「多分できると思うよ」と言うと、喜ばれるのだが、質問した側はその説明を聞く気が全く無く、「Yes or No」での答えしか求められていません。 個人的には、この質問に対しての思考する時間も、費用化できるといいのに・・・と感じるのですが、ここで考えたいのは、 エンジニアに対して質問をした時に、ちゃんと答えを出すエンジニアとそうでないエンジニアが存在するという事です。 恐らく「できる」と言わないエンジニアは、考え込む、黙り込む、うなりだす、全く違う話をし始める・・・という反応は様々ですが、「多分できる」というエンジニアは非常に優秀な思考を持ったエンジニアであると考えられます。 少なくても「できる」と言うエンジニアは、それに対しての勝算を持っており、可能性を追求する系のエンジニアと考えてもいいでしょう。

できないと言い切るエンジニア

「できない」とエンジニアが言うパターンは、次のような場合があります。
1. 現時点の技術で、どうあがいても達成できない 2. 自分の技術力では、できない 3. 実はできるが、その作業を自分に振られるのがイヤで、出来ないと言う
1番、2番は、なんとなく創造できますが、3番はヤバい系のエンジニアだと考えて良さそうです。 3番エンジニアのパターンは、話をしていると傾向が見極められるので、こうしたエンジニアが組織内に存在すると、そのエンジニア組織は、きっとうまく機能しなくなるでしょう。

できないのに、できると言ってしまうエンジニア

「できるはず」という前提を頭の中で噛み砕いて、「できる」と言い切ってしまうエンジニアも中にはいて、実際に作業を降ると炎上してしまう系なんですが、経験値とスキルは低いのだが、知識量は持っているという傾向があります。 こうしたエンジニアは実は「卵」と考えてよくて、もし仮にそのエンジニアが若手であれば、しっかりと教育をしてあげればいいのですが、年配の方であれば、自己学習を促せば、その後の組織にとって非常にいい未来が創造できるます。 しかし、「できるはず」発言をしがちなエンジニアで、「自分はやりたくないけど・・・」という意味で発言するエンジニアは、企業においてモンスターエンジニアの可能性が高いので、いち早く見極めて、こうしたエンジニアを抱えないようにしなければ、モンスターエンジニアは、組織を乱すだけの、竜巻のような存在に成りかねません。

似たような事

エンジニアが「多分できる」という発言を、エンジニア以外の人が言っている似たような事で考えてみましょう。

行けたら行く

飲み会に誘った時に「行けたら行く」という人・・・多分行かないと思うが、当日にでも行く気分になったら参加してあげてもいいという上から目線の発言。

デザートは別腹

ダイエットをやっている人だ特に口にしがちな発言で、満腹なのに甘いものは欲しがるという心理を自分に言い聞かせる為に発言したがる。

なぞなぞの正解を聞いて「やっぱりそうだと思った」と言う人

散々考えた挙げ句に、答えを聞いて納得した後で、さも以前から知っていたかの発言、誰も得しないのに言ってしまう図太さ・・・ 上記のような発言をするタイプの人は、憎めない人が多く、エンジニアの「多分できる」を言いがちな人も、長い目で見守ってあげてみましょう。

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