[映画] パトリック 戦慄病棟

2015年9月26日

レビュー 映画

(c) http://www.shochiku.co.jp/sitgesfanta/ レンタルDVD店でR15のシールが貼ってあったので、とても気になって借りてみたのでレビューしておきます。 パッケージはサイレントヒルを思わせるサイコホラーのニオイがしたので、非常に魅力的でした。

内容

※ネタバレが含まれているので、映画鑑賞後に閲覧することをオススメします。気にしない方、この映画を見る気がない人はどうぞ。 植物人間を入院させている海岸沿いの病院で、思考が無いとされているはずの「パトリック」という青年の意思が実は存在する事に気がついた看護婦「キャシー」。 パトリックを使って医学実験を行い奇跡的な発見を企む「ロジェット医師」。 彼の異常な実験に嫌気がさすキャシーは、真相を突き止めようとするが、周囲で不思議な事件が発生する。 ある時、パトリックが原因という事を知り、彼の陰謀を食い止めようとして、病院内での惨劇に巻き込まれる。

評価

★☆☆☆☆
冒頭の殺害される看護婦の話の意味が最後まで何のためにあったのか理解不能だったため、見終わった後、とても物足りない感じが残った作品。 R15指定はおそらく植物人間という心理的な描写とその扱い方にあるのではないかと思われたが、確かに幼少期にこの映画を見たら、こういった病気に対しての間違った認識を持ってしまうことは間違いない。 そもそも映画のタイトルでもあるパトリックは、異常な家庭環境で自ら植物人間になったという設定らしく、植物人間こそが人間の究極で且つ苦しみも痛みも無い世界だという持論に全く賛同できない事がこの映画の最大のミスがあったと思われます。 医師の研究に関しても電気実験を行うという低レベルな事しか描かれていないので、とてもチープに見えても仕方がないかもしれないですね。 院内をうろつき回る、回復患者がいるのだが、何故回復したかのエピソードがあると、実験の意義が描けたのではないかと思うのだが、そういったシナリオに穴が空きまくっている点も残念なポイント。 正直ギャグ設定だったのではないかと思い出させる、車のコントロールが効かなくなったり、携帯電話が原子力のように熱を帯びて車のシートを貫くシーンは、パトリックのサイキックパワーが非現実になりすぎていて、たかがシナプスコントロールから電気信号を操れるという設定を逸脱していて、単なるドタバタ映画になってしまった原因だろうと思われます。 でも唯一良かった点としては、海岸沿いの病院という設定で、脳死患者を扱うという設定と、冒頭の雰囲気は、B級映画としては非常に高いクオリティを感じました。

情報

スタッフ

監督マーク・ハートリー

キャスト

キャシーシャーニ・ヴィンソン
ロジェット医師チャールズ・ダンス
マトロンレイチェル・グリフィス
ウィリアムズペータ・サージェント
ブライアンマーティン・クルーズ
製作年:2013年 製作国:オーストラリア オフィシャルサイト:http://www.shochiku.co.jp/sitgesfanta/archive2014/index.html

予告編

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