無意味な金のインセンティブ

2015年12月11日

マインド 教育 日記

ボーナスをもらうと、サラリーマンのモチベーションはどの様に変化するのか? 会社経営する側で考えてみると、ボーナスやインセンティブは、従業員のモチベーション向上としてとても有意義だと考えがちです。 しかし、実は金によるインセンティブは、良質な薬が毒薬と同じ様に、会社としてのモチベーション向上には繋がらない事を理解しましょう。

インセンティブの心理学

従業員のモチベーションとは仕事に対する姿勢が前を向くか後ろ向きか、ソッポを向いているかの方向性です。 モチベーションが高い状態とは、前を向いてさらに前のめりになっている状態の事ですが、少なくとも前を向いている状態であれば問題は無いでしょう。 そういった人がインセンティブをもらうと、「自分は評価された」と受け止めがちで、さらなる前向き姿勢が加速しますが、 ソッポを向いていたり、後ろを向いている人は、インセンティブをもらうと、これを機にこの会社から他の会社に乗り換えよう、とか、もらった額が仕事に見合わない。という風な捉え方をする様です。 要するに、前向きで無い人にはお金でモチベーションは上がらない訳ですね。 もちろん破格な額であれば結果は変わるかもしれませんが、それは本人がもらえると予想できる遥か上の額の場合ですね。

モチベーションのコントロールは人生を変える事

ボーナスの額で行うとすれば、金額により人生が変動する様な額面である必要があります。 ただ、そんな札束でビンタする様な施策では、内面のモチベーションにいい結果は出ないでしょう。 ではどうすればいいかというと、 仕事によって人生を変えてあげる事です。 もちろん、楽しいとか、幸福感を味わえるという要素も必要ですが、苦労した先に、成功体験が得られるかどうかもポイントですね。

人は褒めて伸びる

上司が部下に罵声を浴びせるという事は、最近においては、成功するイメージが皆無な様です。 そもそも、怒られてモチベーションが上がるという人は世の中にはいないからでしょうね。 人の性格がオープンになりがちな現代だからこそ、心の中で思っている事と実際を同じにするのが美学となっているのでしょう。 もちろん褒めて嫌な気分になる人はいない訳で、褒めて伸ばす事を武器にできるマネージャーが優秀となる訳ですよね。 叱らず褒めるってとても難しいですが、経営者も変革を求められる時期なのでしょう。

教育とは

学校でも会社でも家庭でも、エンジニアのプライベートにおいても、仕事をしている、学校に通っている、何かにトライしている人は皆、必ず常に成長しなければいけません。 誰かに教えてもらっているという人は、恐らく、成長がドンガメの様に遅く、自分で前のめりに勉強している人は、人の数倍のスピードで伸びる事でしょう。 僕も会社で、部下に教える立場ですが、自ら手が動かせる人はとても習得スピードが早い事は明確なので、大体が、教える最初の10分ぐらいで、その人の成長スピードと1年後の状態が把握できます。 残念な人もいれば、予想を上回る人もいますが、モチベーションを自らコントロールできる人材が、これからの世の中のニーズに合っていく事は明確ですね。 個人的には、教わるよりも教える側にいち早く行ける為に何をするかが人としてのモチベーションだと考えてます。 そして良質なインセンティブとは、モチベーションが上がる為のモノだということを理解しましょう。

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